鳩山由紀夫首相は29日配信のメールマガジンで、熊本県水俣市で5月1日に開かれる水俣病犠牲者慰霊式に出席し、被害拡大を防ぐことができなかったことについて直接、謝罪する考えを明らかにした。慰霊式への出席は歴代首相で初めて。首相はメルマガで「国を代表して、あらためておわび申し上げたい」と強調。その上で「被害に遭われた方々の思いを正面から受け止め、このような事態を二度と起こしてはならないと誓い、水俣病の真実、歴史を風化させることのないよう、世界に、次の世代に語り継いでいかなければならない」とした。
毎日新聞 2010年4月29日 22時47分