韓国の財政健全性はG20中6位の見通し、IMF
IMFの報告書は、G20コミュニケなどの作成にも相当部分が反映され、最近の主要国の経済見通しと関連しては最も信頼性のある資料といえる。企画財政部関係者は「IMFの報告書を基に各国の財務相が世界経済の今後の対策について協議し、韓国の財政健全性や景気回復の勢いが非常に良好だという点に納得する雰囲気だった」と伝えた。
IMFが予想したことしの韓国のの国家債務は対国内総生産(GDP)比33.3%で、G20の平均(76.8%)の半分にも満たない。ロシア(8.1%)、サウジアラビア(12.8%)、オーストラリア(19.8%)、中国(20.0%)、インドネシア(27.5%)に次いで健全性が良好だと予想された。
またIMFは、G20の中でも先進国は歳入減少や支出圧力に伴い、大規模な財政赤字が予想されるが、唯一韓国だけが改善されるとの見通しを示した。
一方、ことしの経済成長率は、中国が10.0%で最も高く、次いでインド(8.8%)、インドネシア(6.0%)、ブラジル(5.5%)、トルコ(5.2%)、韓国(4.5%)、メキシコ(4.2)、ロシア(4.0%)が後に続くと予想された。来年は中国(9.9%)、インド(8.4%)、インドネシア(6.2%)、韓国(5.0%)の順で経済成長率が高いと予想された。