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【民主党解剖】第4部 新体制の行方(3)どうなる外国人参政権 (3/4ページ)
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■事務局はアジト?
「何かこう、独特の不自然な日本語が目立つよね。やっぱり、あの党事務局が書いているからなあ…」
民主党の最新政策を網羅した「政策INDEX2008」についての、ある議員秘書の感想だ。
現在、民主党内で旧社会党系グループに属する議員は30人弱にとどまる。一方で、党職員には、平成8年の旧民主党結成時に旧社民党から大挙して移ったスタッフが今も多く残り、党の政策に影響を及ぼしている。現場をよく知る党関係者は、こう証言する。
「旧社会党出身者が事務局の要職を押さえ、牛耳っている。党本部も国会の政策調査会も、『アジト』のにおいがする」
また衆院議員、鷲尾英一郎は日本教育再生機構の座談会で、こう述べている。
「われわれの知らないところで、分からないところから意見が出て、INDEXに載ってしまう。これは非常に怖いと思う」
INDEXの1ページ目には、「戦後処理問題」の項目がある。ここで成立を目指すとされた「国立国会図書館法改正案」とは、国会図書館に「恒久平和調査局」を新設するというものだが、実は調査対象は主に戦時中の日本の加害行為だ。次の項目は「靖国問題・国立追悼施設の建立」で、「A級戦犯」が合祀される靖国神社への首相参拝を批判している。
だが、党内には「『A級戦犯』と呼ばれる人たちももはや戦争犯罪人ではない」(幹事長代理の野田佳彦)などの異論もあり、党内合意はできていない。
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