がんばれファイターズ
ファイターズに喝 開幕1カ月最下位 伸びぬ観客数 視聴率は堅調
(04/20 09:41)
札幌ドームのレフトスタンドを埋める日本ハムファン。チームの調子が上がらなくても懸命に声援を送る=3月22日
プロ野球パ・リーグが3月20日に開幕して1カ月。リーグ連覇、4年ぶりの日本一を目指す北海道日本ハムは6勝16敗1引き分けと最下位に低迷している。スタンドの常連ファンからは「見ていて元気がない」などの声も聞こえる今年のファイターズ。観客動員や視聴率などで振り返る。
「今年は失点に結びつくエラー(失策)が多い。もうちょっと頑張って」と話すのは、15日の千葉ロッテ戦を札幌ドーム外野席で観戦した札幌市北区の佐久間美帆さん(36)。今季は6度目の観戦だが、いまだ全敗だけに残念そうだ。
今季、札幌ドームで行われた日本ハム戦12試合の勝敗は3勝9敗。観客数は土日、休日の平均(5試合)が3万4241人で、平日ナイターの平均(7試合)が1万7190人。
4月に開幕し札幌ドームの試合数が同時期は6試合だった昨年と単純な比較はできないが、昨年は金曜日の開幕戦と土日と続く3連戦の平均が3万7632人、平日ナイターの平均(3試合)は1万8610人だった。消費低迷の影響もありそうだが、減少傾向がうかがえる。
一方、テレビの視聴率は今のところ堅調だ。札幌地区の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)は4月に入ってからも14〜19%台を保ち、17日に稲葉篤紀選手の逆転満塁本塁打で勝利した日も16・9%(STV)を記録している。