現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 事件・事故
  5. 記事

同席女性から覚せい剤反応の警官、大阪府警「嫌疑なし」

2010年4月27日17時42分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された女が、大阪府警東住吉署に勤務する男性巡査長(28)に覚せい剤を飲まされたと訴えていた事件で、府警は27日、巡査長に覚せい剤の使用や所持の事実は認められなかった、と発表した。大阪地検は同日、女を同法違反(使用)の罪で起訴し、府警は一連の捜査を終えた。

 逮捕されているのは、大阪市天王寺区上本町6丁目、アパレル会社員木村有希容疑者(22)。逮捕容疑は、3月中旬〜同19日、覚せい剤を摂取したという内容。

 府警監察室によると、木村容疑者は3月5日に巡査長と知り合い、同17日夜、巡査長と大阪市内のパブでビールを飲んだ直後に気分が悪くなり、病院の検査で覚せい剤反応が出た。「巡査長がビールの中に覚せい剤を入れたとしか考えられない」と一貫して容疑を否認していたという。

 その後の府警の捜査で、木村容疑者の毛髪から、少なくとも同容疑者が巡査長と知り合う以前の昨年10月ごろから覚せい剤を使用していたとみられる反応が出たという。また、巡査長は覚せい剤を飲ませたことを否定し、巡査長の自宅や職場などの捜査でも覚せい剤の痕跡は見つからなかったという。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内