政治
内閣支持34%に半減 全道世論調査
(04/22 06:30)
北海道新聞社は21日、国政に関する全道世論調査の結果をまとめた。鳩山由紀夫内閣の支持率は34%にとどまり、不支持は61%に達した。衆院選直後の全道調査で、鳩山政権への期待度は7割を超えたが、「政治とカネ」や米軍普天間飛行場の問題での迷走が続き、首相の地元の道内でも支持率低下が顕著となった。一方、7月の参院選比例代表の投票先は、民主党が16%、自民党が12%、未定が53%だった。
支持率を職業別でみると、不支持は契約派遣社員・アルバイトで75%、自営業で70%に達した。支持政党別では、民主党支持層で支持率は77%と高かったが、全体の約4割を占める支持政党なしの「無党派層」では不支持は70%で、支持の24%を大きく引き離した。
衆院小選挙区別では、道内全12選挙区で不支持が上回ったが、首相のおひざ元の道9区(胆振、日高管内)の支持率は43%と高かった。
昨年9月の全道調査では、鳩山内閣に「期待する」は77%。郵送方式による昨年末の道新と北大による共同世論調査でも、道民の支持率は67%あったが、大幅に支持を失った格好だ。内閣支持率は全国調査でも、共同通信(4月3、4日)で33・0%、時事通信(4月9〜12日)で23・7%まで下落している。
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