事故:飛散した車部品直撃?男性死亡…直前に電柱激突死 

2010年4月29日 10時40分 更新:4月29日 10時58分

 29日午前3時55分ごろ、愛媛県宇和島市寄松(よりまつ)の国道56号で、パトカーに追跡されていた同市保田、飲食店店員、加藤和斗さん(20)の乗用車が道路右側の電柱に衝突。加藤さんは道路に投げ出され頭を打ち死亡した。また、加藤さんの前方を走っていた同市夏目町2、代行運転の運転手、毛利和代さん(59)の乗用車が数十メートル先で前の車に追突して停止。車内で毛利さんが右側頭部から血を流していたため、病院に搬送されたがまもなく死亡した。

 県警宇和島署によると、加藤さんが同市内を走行中に交差点で信号無視をしたとして、同署のパトカーが、約2分間、約1.8キロにわたって追跡していた。加藤さんが毛利さんの車を追い越そうとして電柱にぶつかったらしい。激突の際に大破した車の部品が周囲に飛び散っており、部品の一部が毛利さんの車の窓ガラスを破って、頭に当たった可能性があるとみている。

 毛利さんは代行運転の仕事中で、同僚が運転する客の車の後ろから同行していた。

 同署の台野寿(ひさし)署長は「サイレンを鳴らし、赤色灯を点灯しており、追跡に問題はなかった」とのコメントを出した。【栗田亨】

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