支援額、最大15兆円規模に＝ギリシャ問題、一段と深刻化

　【フランクフルト時事】ギリシャ救済に必要な資金総額が向こう3年で最大1200億ユーロ（約14兆8000億円）に上る見通しとなった。一部のドイツ連邦議会議員が28日、会談したストロスカーン国際通貨基金（IMF）専務理事の発言として語った。
　欧州連合（EU）とIMFによるギリシャ向け支援枠組みでは、最大450億ユーロの緊急融資が見込まれていた。だが、有力格付け会社が27日、ギリシャ信用格付けを投資不適格級に格下げし、同国は市場からの資金調達が見込めず、EU・IMFの融資に頼らざるを得ない状況だ。
　ただ、同専務理事は28日の記者会見では、具体的な支援額については明かさなかった。　

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