未明の民家火災、子供ら4人死亡＝1階居間のたばこ不始末か−東京・足立

　29日午前2時40分ごろ、東京都足立区東伊興の建築業高松貞次さん（63）方から出火、木造モルタル2階建て住宅100平方メートルを全焼するなどした。警視庁竹の塚署によると、2階から救助された子供2人を含む男女4人が病院に搬送後、死亡が確認された。
　同署によると、死亡したのは、高松さんの長男で建築業の和一さん（36）と和一さんの妻真弓さん（39）、孫の区立東伊興小5年千穂さん（11）、同3年大和君（8）。4人とも全身にやけどを負った。
　高松さん方は6人家族で、高松さんと妻和子さん（63）は1階から自力で避難し、煙を吸うなどして病院に搬送されたが、2人とも命に別条はないという。
　当時、高松さんと和子さんは1階で、和一さんら4人は2階の同じ部屋で寝ていたという。
　和子さんは「居間から炎が上がっていた」と話しているという。1階は居間と台所、3畳間の間取り。同署は1階居間付近が火元で、たばこの不始末の可能性があるとみて、実況見分し、詳しく調べる。　

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