 |
2010年4月28日(水) 19:30 |
|
 |
培養液投棄問題、香川大が調査報告
香川大学医学部の研究室で遺伝子を組み替えた大腸菌の培養液を、そのまま流しに処分していた疑いで「不透明」な結論です。 大学の調査委員会は聞き取り調査を行ってきましたが、結局、不法な廃棄が行われていたかどうかは確認できないと結論付けました。
この問題は、香川大学医学部の生体情報分子学の研究室で、2004年から4年間遺伝子を組み替えた大腸菌培養液を流しに処分していたと告発があったものです。 大学の調査委員会は、研究に関わっていた教授や学生などから聞き取り調査を行ってきました。 その結果、23人のうち19人が回答し、違法な処分が行われていたと答えたのは、告発者を含め3人残り16人は違法な処分は行われていなかったと答えました。 調査委員会は、これ以上、当時の状況を調べることは難しいとして調査を終了し、関係者の処分も行わないとしています。 香川大学は、調査結果を文部科学省に提出し遺伝子組み換えの実験を再開したい考えです。 しかし、結論が不透明なだけでなく、こうした事態を防ぐチェック体制もきちんと議論することなくただちに実験再開することには疑問も残ります。
|
|