応用編・片面2層DVD→メディア1枚にバックアップ ※メニュー・特典映像/無し
使用バージョン:DVD Shrink3.0 Beta 5
DVD Shrink3.0 Beta 5を使用して、片面2層DVD-Videoの本編のみをバックアップする方法を解説します。メリットとしては、不要なメニュー、特典をカットしますので、本編の画質の劣化を最小限に抑えることができます。場合によっては、特典/メニューなどをカットすることによりメディア1枚に収まるケースもあります。その場合は圧縮の必要がないため画質はオリジナルのままです。
まずはじめに、任意のドライブに「VIDEO_TS」というフォルダを作ります。必ず半角大文字で作りましょう。この例では、Gドライブ直下にDVDという名前のフォルダを作成し、その中にVIDEO_TSフォルダを置いています。
↑「VIDEO_TS」フォルダは必ず半角大文字で!
次に、バックアップを取りたいDVDをドライブに挿入後、デフォルトのプレーヤーで数秒再生してからプレイヤーを終了します。 次にDVD
Shrink3.0 Beta 5を起動し、下記の画面で赤枠の中にある「Open Disk」をクリックします。
DVDの解析が始まります。長くても1分程度で終わります。
解析が終了すると下記画面が表示されますので、青枠の「Re-author」をクリックします。再編集の画面が別ウインドウで開きます。
下記のように、元のウインドウから必要なタイトルをドラッグ&ドロップして、Re-authorウインドウのNew DVDに登録します。この例では、「Title1」が本編でしたが、プレビューで確認すれば解ると思います。
尚、通常のウインドウとRe-authorのウインドウは見た目も同じなので、作業中に区別が付かなくなってしまうかもしれません。その場合は、元のウインドウにはタイトルバーの部分にDVDドライブのドライブレターが表示されているので、この部分で判断できます。
上)通常のウインドウ
下)Re-authorのウインドウ
あとは通常の手順と同じですが、この例では、本編だけでも5,163MBの容量があり、メディア1枚に収まりません。そこで、不要な音声(401MB)をカットしてみましたが、それでも圧縮が必要でした。
「Backup!」をクリックすると下記のダイアログが表示されますので、ファイルの出力先を先ほど作成したVIDEO_TSフォルダに指定します。リージョンはフリーでもOKですが、通常は2に設定しましょう。その下のオプションに関してはTips
(2) で解説していますので、使用する場合にはチェックを入れます。あとはOKをクリックすればエンコードが開始されます。
エンコード中は下記の画面が表示されます。終了まで待ちましょう。
エンコードが正常に終了したら、先ほど作成したVIDEO_TSフォルダの中にファイル群が作成されています。IFOファイルも自動で作成されますので、再編集の必要はありません。
あとは、PowerDVD等の再生ソフトを使って、きちんと再生されるか確認し、OKであればライティングソフトでDVD-RやDVD+R等のメディアに焼きます。
この方法ではメニュー画面もカットされますので、音声や字幕の選択はメニュー画面から行えなくなります。その場合は、ご使用のプレーヤー等のリモコンにある「字幕」や「音声」というボタンからダイレクトに変更すればOKです。また、チャプターメニューもカットされますが、チャプター自体は維持されていますので、再生中に次のチャプターに飛ばしたり戻したりすることも可能です。
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