トヨタ決算 一転して黒字へ
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トヨタ決算 一転して黒字へ

4月29日 6時10分

トヨタ自動車のことし3月期のグループ全体の決算は、国内外のエコカー購入支援策などで販売が持ち直したことなどから、営業損益はこれまでの赤字の予想から一転して1000億円前後の黒字となる見通しになりました。

トヨタ自動車は、ことし3月期のグループ全体の決算について、世界的な景気悪化で年度前半に販売が大きく減ったことや、一連のリコール問題の影響などで、これまで本業のもうけを示す営業損益は200億円の赤字になるという見通しを立てていました。しかし、国内外でのエコカーの購入支援策や、中国など新興国市場の拡大で世界での販売台数が720万台余りと大きく持ち直したのに加え、為替レートも想定より円安で推移しました。また、リコールによる販売の落ち込みや費用が想定の範囲内に収まったことなどから、営業損益は一転して1000億円前後の黒字となる見通しになりました。トヨタが営業黒字を計上するのは2期ぶりで、業績の悪化にひとまず歯止めがかかったことになります。