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【甦れ!! ニッポン】第2部(1)廃部はけじめ!? 肩身の狭さ浮き彫りに (1/2ページ)

2010.4.27 19:45

 体育館にこだまする歓声。バスケットボールを手に、汗だくで指導する6人の選手を取り囲むのは、約150人の小学生だ。選手の手慣れた球さばきに拍手が起き、選手のささいな冗談に笑いの花が咲く−。

 4月17日、新潟市内の小学校で行われた日本航空女子バスケットボール部「JALラビッツ」によるクリニックは、盛況の一語に尽きた。技術指導に始まりミニゲーム、サイン会…。選手と子供たちの触れ合いは約6時間に及んだ。

 「大きくなったらラビッツに入りたい」と低学年の女児。そのラビッツが今季限りで廃部になることを、多くの子供たちは知らないようだった。

  ■  ■  ■

 経営不振の日航は、企業再生支援機構を活用して再建を図る。今年度中に1万6000人の削減と国内外約50路線の廃止も検討しており、ラビッツも経営合理化策の一環で、廃部が決まった。

 クリニックは4年前に始まったオフシーズンの恒例行事。今季は4〜7月に、17都道府県の25カ所で予定されている。日航の広範な航空網と各地に支店を構える強みを生かした社会貢献事業だ。

 部の運営費は年間数千万円とみられ、バスケットボール女子日本リーグ機構(WJBL)に加盟する他チームの1億〜2億円からみれば格段に小ぶりだ。選手の移動はJAL便の空席を利用する徹底ぶり。クリニックでも前日に現地入りし、地元のテレビやラジオ番組に出演する。市町長への表敬訪問も欠かさない。

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