健康食品などの販売で連鎖的に会員を増やす、いわゆるマルチ商法で、「必ず儲かる」などと嘘を言って商品を販売したとして、消費者庁は東京の健康食品販売会社に9か月間の業務停止を命じました。
業務停止命令を受けたのは、いわゆるマルチ商法で健康食品などの販売を行う東京・中央区の「エナジック」です。
消費者庁によりますと、エナジックは1セット25万円余りのウコンのカプセルや、およそ70万円のアルカリイオン整水器などを販売していますが、エナジックの会員は「契約するだけで絶対に儲かる」「月収500万円にすぐなる」などと嘘を言って、新たな会員を増やしていたということです。
会員は累計22万人で、3年間で100億円の売り上げがあったとみられていますが、9割以上の会員は利益が出なかったということです。
「エナジック」側は消費者庁に対し、「会員が法律違反しているのは知っていたが、改善できなかった」と説明しているということです。(27日19:54)