諸賀礼子さんの切断された遺体が見つかった事件の、現在の状況をまとめます。

きょう、勤務先のテレビを盗んだとして、逮捕された福岡市の32歳の男。

この男は、諸賀さんの外国製の腕時計を質店で換金していました。

しかしこれまでの警察の調べでは、2人の間には接点はなかったとみられています。

男と諸賀さんが直接つながらないなかで、今後の捜査はどのように進むのでしょうか。

テレビ1台を盗んだ疑いで、きょう未明に逮捕された32歳の男。

警察は、諸賀さんの腕時計が持ち込まれた質店の記録などから男を割り出しました。

なぜこの男が諸賀さんの腕時計を持っていたのか。

警察は、諸賀さんの事件では、自宅に諸賀さんが普段持ち歩いているバッグや財布が残されていたことから、顔見知りに連れ出された可能性があるとみて捜査しています。

しかし、これまでのところ、男と諸賀さんの接点は確認されていません。

遺体は切断されて死因も分からず、物証も少ない諸賀さんの今回の事件。

両腕が入っていた黒いビニール袋も、大量に市販されているものでした。

そうしたなかで発見された腕時計。

男はこれまでも、複数の商品を質店に持ち込んでいて、警察は諸賀さんとは関係のない所で、何者かから入手した可能性もあるとみています。

貴重な物証が事件解決への糸口となるのか、警察はあらゆる可能性を視野に慎重に捜査しています。