ああ、JICA研究所・・・出るのはため息だけです
December 07 [Mon], 2009, 22:32
先日のブログで、例の事業仕分けで、いきなり有名になった印刷局の体育館の近くに「・・・JICA(ジャイカ)研究所があるのです。この建物には度肝が抜かれますよ。とにかく豪華、立派の一言につきます。しかし、JICA研究所っていったい何を研究するのでしょう?」と書きましたが、その疑問を12月10日発売の週刊文春が解明してくれています。
そもそもJICAとは・・・独立行政法人・国際協力機構、あの緒方貞子さんが理事長をされている外務省の外郭団体です。
「JICA研究所」は6階建て延べ1万平米の巨大な建物なのですが、大きいだけではありません。豪壮といったほうがよい立派な建造物なのですが・・・案の定のようですね。
元々は「研修所」だったようです。一昨年の独立行政法人の見直しに際し「統廃合を迫られることを恐れ・・・研究所という看板に変えて温存したのだろう」と言われる代物なのです。研究所と言うが実際は「研究所」は1フロアの一部だけで、残りは・・・「1階は吹き抜けのロビーでフロントがあり、ホテルマンのような制服を着た男性が2名いる」。2階は宴会場と食堂、3階は所長室と研究室、4、5階は会議室など、6階は客室が70室。
しかし、JICAには渋谷に「JICA東京」という445の客室がある研修所があるという。
JICAでは記者の「研究所は国際的な学術誌に論文が発表されているわけでもない。何を研究しているのか」との質問に対し・・・
「JICAの事業を自ら振り返り分析し省みるため」と答えたという。
記者は、「反省」なら、わざわざ研究所をつくることもあるまいと指摘しているが、まさにその通りですね。
JICAの業務委託費は900億円にのぼり、その9割は随意契約などで発注されてるそうだが、その一つの「日本国際協力センター」(JICE)は常勤理事はすべて外務省の天下りで、内部留保が30億円もあり、JICAの「貯金箱」ともいわれているという。
JICAの本部は東京・麹町のビルの6フロア、1万8千平米、家賃年28億円。給料は国家公務員の3割り増しという。しかも「外交特権で日本でも外国でも所得税がかからない」というのですね。ですから、3年も駐在していると「2千万円ほどが貯金できる」。
広尾には5階建て、延べ6300平米の「JICA地球広場」なるものもあって、1階の展示室には重さ10キロの水がめが置かれ「毎日10キロの水を運ぶ途上国の子供たちの苦労を体験」できるようになっている、とか。
もう嫌になるほど十分過ぎるほど呆れていますが、この展示施設の運営は外部に委託しており、その費用は年1億3千万円、常駐の案内人は5人のみ、別に外部デザイナーにも何かを発注している・・・という。もう・・・・。
追記 報道では。独立行政法人「日本原子力研究開発機構」(茨城県東海村)の関連施設の保守・点検などを請け負う企業グループ3社が、勤務の実体が無いのに同機構OB3人らに報酬や給与を支払い、利益供与していたなどとして、関東信越国税局から計約1億円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。同機構の年間予算額は約2千億円で、うち9割以上は国の交付金など。グループ各社の売り上げは、同機構からの請負業務がほぼ全額を占めており、公金を還元する形で同機構OBへの実質的な利益供与を行った構図だ。機構OB3人は顧問や嘱託扱いで報酬・給与を得ていた模様で、同機構はその実態を把握していないため、再就職者の公表対象でもなかった。
そもそもJICAとは・・・独立行政法人・国際協力機構、あの緒方貞子さんが理事長をされている外務省の外郭団体です。
「JICA研究所」は6階建て延べ1万平米の巨大な建物なのですが、大きいだけではありません。豪壮といったほうがよい立派な建造物なのですが・・・案の定のようですね。
元々は「研修所」だったようです。一昨年の独立行政法人の見直しに際し「統廃合を迫られることを恐れ・・・研究所という看板に変えて温存したのだろう」と言われる代物なのです。研究所と言うが実際は「研究所」は1フロアの一部だけで、残りは・・・「1階は吹き抜けのロビーでフロントがあり、ホテルマンのような制服を着た男性が2名いる」。2階は宴会場と食堂、3階は所長室と研究室、4、5階は会議室など、6階は客室が70室。
しかし、JICAには渋谷に「JICA東京」という445の客室がある研修所があるという。
JICAでは記者の「研究所は国際的な学術誌に論文が発表されているわけでもない。何を研究しているのか」との質問に対し・・・
「JICAの事業を自ら振り返り分析し省みるため」と答えたという。
記者は、「反省」なら、わざわざ研究所をつくることもあるまいと指摘しているが、まさにその通りですね。
JICAの業務委託費は900億円にのぼり、その9割は随意契約などで発注されてるそうだが、その一つの「日本国際協力センター」(JICE)は常勤理事はすべて外務省の天下りで、内部留保が30億円もあり、JICAの「貯金箱」ともいわれているという。
JICAの本部は東京・麹町のビルの6フロア、1万8千平米、家賃年28億円。給料は国家公務員の3割り増しという。しかも「外交特権で日本でも外国でも所得税がかからない」というのですね。ですから、3年も駐在していると「2千万円ほどが貯金できる」。
広尾には5階建て、延べ6300平米の「JICA地球広場」なるものもあって、1階の展示室には重さ10キロの水がめが置かれ「毎日10キロの水を運ぶ途上国の子供たちの苦労を体験」できるようになっている、とか。
もう嫌になるほど十分過ぎるほど呆れていますが、この展示施設の運営は外部に委託しており、その費用は年1億3千万円、常駐の案内人は5人のみ、別に外部デザイナーにも何かを発注している・・・という。もう・・・・。
追記 報道では。独立行政法人「日本原子力研究開発機構」(茨城県東海村)の関連施設の保守・点検などを請け負う企業グループ3社が、勤務の実体が無いのに同機構OB3人らに報酬や給与を支払い、利益供与していたなどとして、関東信越国税局から計約1億円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。同機構の年間予算額は約2千億円で、うち9割以上は国の交付金など。グループ各社の売り上げは、同機構からの請負業務がほぼ全額を占めており、公金を還元する形で同機構OBへの実質的な利益供与を行った構図だ。機構OB3人は顧問や嘱託扱いで報酬・給与を得ていた模様で、同機構はその実態を把握していないため、再就職者の公表対象でもなかった。
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