高速道路の新料金制度に絡み、自民党県連は24日、JR四国や高速バス事業者との意見交換会を徳島市で開いた。09年3月からの料金割引で各社とも大打撃を受けており、事業者は「地域の足にも影響する。公共交通への配慮を」と要望した。
JR四国によると、09年度鉄道運輸収入は前年度比25億円の減収見通しで、うち高速料金値下げの影響は14億円に上る。徳島バスの09年度高速バス収入も2億6200万円減(12%減)で、路線バスの廃止も検討されている。県連の後藤田正純会長は「地域交通や経済、道路整備にもかかわる問題。しっかり考えていきたい」と話した。【井上卓也】
毎日新聞 2010年4月25日 地方版