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【芸能・社会】9人引き抜き“事件”乗り越えた!! 新生女子十二楽坊2010年4月28日 紙面から 中国出身の古楽器演奏グループ「女子十二楽坊」が、上海万博の開幕を控えた今月21日に、究極のベスト盤「Perfect Best〜12 Girls Band〜」を発売し、好調に売り上げを伸ばしている。 同グループは2001年6月に結成され、03年にアルバム「女子十二楽坊〜Beautiful Energy〜」で日本デビュー。同アルバムは200万枚の大ヒットとなった。今回のベストは、代表曲「自由」「奇跡」からカバー曲まで全17曲入りで、ジャンルを超えた真のヒーリングミュージックの集大成だ。 グループをめぐっては、これまでにさまざまな紆余(うよ)曲折があった。日本の所属レコード会社が07年に破綻(はたん)後、メンバーは北京を中心に活動していたが、昨年オリジナルメンバー9人が引き抜かれ、新メンバー3人を加えた「V12」というユニットが対抗馬として結成されたのだった。 その後、V12はトラブル続きで解散となったが、V12に引き抜かれずに残ったメンバー3人は、中国トップクラスの音楽大学の現役女子大学生を新たに十数人加え、“女子大生楽坊”の異名を取るフレッシュなグループに生まれ変わった。5月初旬に新曲発表を兼ねたコンサートを上海で開催する見込みだ。 今回のベスト盤は、結成当時のオリジナルメンバーによる演奏曲が中心で、CDジャケットも当時のメンバーの写真が使われているが、揚琴奏者の馬菁菁(マー・ジンジン)ら元メンバー3人が結成したユニット「Alive2」の新曲2曲もボーナストラックに収録されている。馬は「元楽坊の主力メンバーとして思い出深い曲をえりすぐったこのアルバムは本当にうれしいです。女子十二楽坊を知らなかった人にも聴いていただきたいですね」とコメントしている。
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