マンション併設 区庁舎新設へ
K10041255711_1004280804_1004280805
最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

マンション併設 区庁舎新設へ

4月28日 8時1分

自治体の庁舎としては全国でも珍しい、民間の高層マンションを併設する東京・豊島区の新庁舎が建設されることになりました。

豊島区は、今の庁舎が建設から49年がたち、老朽化が進んでいることから、新しい庁舎を建設する計画を進めてきましたが、基本設計が固まり、高野之夫区長らが27日に概要を発表しました。計画では、区立小学校の跡地に周辺の民有地などをあわせた8300平方メートル余りを再開発して高さおよそ190メートルの地下3階、地上49階建ての建物を建設し、3階から9階が区役所の新庁舎、11階以上は450世帯が入る分譲マンションになります。また、建物の外壁は、環境に配慮して太陽光パネルや緑化パネルで覆われます。およそ410億円の総事業費から国の補助金100億円を除いた分は、区が今の庁舎の跡地を貸し出すことでおよそ120億円をねん出し、残りはマンションの販売で賄います。区によりますと、自治体の庁舎に民間のマンションが併設される例は全国でも珍しいということです。工事は来年の夏に着工し、4年後に完成する予定です。