26日、中国政府は北京を訪問したインドのクリシュナ外相にチベット自治区のブラマプトラ川上流部でのダム建設計画を伝えたとインド紙が報じた。写真は中国の三峡ダム。

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中国、インドとの国境付近にダム建設計画―インド紙
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2010年4月26日、インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアによると、中国政府は北京を訪問したインドのクリシュナ外相にチベット自治区のブラマプトラ川(中国名:ヤルンツァンポ川)上流部でのダム建設計画を伝えた。韓国紙・朝鮮日報の報道を環球時報が伝えた。

記事によれば、中国は最終的に計5基のダムを建設する予定。プラマプトラ川はヒマラヤ山脈北部の中国チベット自治区から、中印の国境紛争地帯であるアルナーチャル・プラデーシュ州を抜け、バングラデシュでガンジス川に合流する国際河川。ダムは標高3260メートル地点に建設される予定で、完成すれば世界最高海抜のダムとなる。また、5基すべてが完成すれば、世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」を大幅に上回る発電量となる。

この計画に対し、インドでは「ヒマラヤやインド北部の生態系を破壊する恐れがあり、インドの水資源にもマイナスの影響を及ぼす」として反対の声が相次いでいるが、22日付同紙は、中国側は「ダムは貯水せず、下流には一切の影響を与えない」ことを約束したと報じたほか、水資源問題における協力は中印両国の信頼関係強化を示すものと評した。(翻訳・編集/NN)
2010-04-28 16:03:52 配信

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