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2004/10/05
橋本元首相ら不起訴は不当。永田、辻両議員が検審に申し立て
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 民主党の永田寿康、辻恵両衆議院議員は5日、自民党旧橋本派への日本歯科医師連盟(日歯連)1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反容疑で告発した橋本龍太郎元首相、野中広務・元自民党幹事長、青木幹雄・自民党参院議員会長を不起訴とした東京地検特捜部の処分を不服とし、東京第二検察審査会に審査を申し立てた。

 審査申立書提出後の会見で辻議員は「1億円という大金を2年にわたってうやむやにしてきたわけだが、一会計責任者の権限でそんなことができるわけはない」として、旧橋本派の政治団体会計責任者の起訴をもって事件を幕引きしようとしている姿勢を批判。同時に村岡兼造元官房長官が政治資金規正法違反の罪で在宅起訴された点についても「01年7月の1億円授受であるのに、02年3月の幹部会協議で収支報告に記載しないことを村岡元官房長官が決定したことによるもの。しかし、そこには野中・青木両氏は同席し、幹部会での結果は入院中の橋本元総理が了承したはず」とし、橋本元首相、野中元自民党幹事長、青木自民党参院議員会長の関与を改めて指摘した。

 永田議員は「日歯連の事件を受けて、政治資金規正法上さまざまな抜け穴があることが明らかになってきた。このことを受けて、臨時国会や通常国会でも政治資金法改正にむけて取り組んでいく」と表明。村岡元官房長官のみに手が及んだ、バランス・公平・公正さを欠いた検察の対応を改めていくとした。

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