
撤去作業が始まっている仮設住宅=長岡市千歳1
長岡市千歳の仮設住宅撤去へ
教訓生かそうと3戸は近隣に移設
長岡市千歳1で保存、活用されていた中越地震の仮設住宅が、30日までに解体し撤去される。2004年に発生した地震で被災者が約2年間過ごし、これまで市民団体の拠点としても活用され、震災の記憶を伝える役割を担っていた建物。今後も教訓を生かすため、管理してきた中越防災安全推進機構は、撤去する仮設住宅のうち3戸を5月上旬にも近隣に移設する。
同所には地震後、仮設住宅459戸と集会所3棟があった。07年に住民が退去、その後、大半が撤去されたが、3K4戸、2K1戸と1K1戸の計6戸の住宅と、集会所1棟は残し、同機構が管理していた。