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人気のメルマガから気になるキーワードを探る[メルマガクリップ]、第八回目のキーワードは「博物館」です。
博物館と言っても、歴史博物館、鉄道博物館、海洋博物館などいろいろあり、それぞれに特徴があって楽しいですが、今回は東京上野にある、国立科学博物館におじゃましました。
最近では、TBSテレビの『飛び出せ科学くん』で、巨大収蔵庫が紹介され、そのスケールの大きさにびっくりしたと同時に、“科学”のイメージが変わった方も多いのではないでしょうか?
そんな身近な存在になった国立科学博物館の魅力を、事業推進部の関根さんと江原さんに紹介していただきました。

科学博物館で扱う「科学」とはどんなものなのでしょう?

科学というのは非常に広い分野で、私たちの生活のいたるところに“科学”があります。例えばこの科学博物館のある上野公園の中の木々の移り変わりに関しても一つの科学ですし、お腹が空いて何かを食べるといった人間の生理学的な現象なども科学の範疇です。身近な科学というのはいたるところに常に存在しています。中学や高校で習う「科学」だけではなく、ありとあらゆるものがすべて科学に該当していきます。
その中で、私たちが扱っているのは自然科学と、科学技術史の二つの分野です。
自然科学という分野はみなさんのイメージ通りの、元素記号など難しい物理系のものもありますが、それ以外にも、お子さんが大好きな恐竜だったり、動物であったり昆虫であったり、いろんな世代の方が好きな宇宙であったり、本当に広い分野を扱っています。

もう一つの科学技術史ですが、日本は江戸時代に鎖国をしていて、他の国々とは違った日本独自の科学技術の発展を遂げています。鎖国が終わり、高度な西洋科学の進化に追いつくことができたのは、日本独自の文化とうまく融合することができた結果なんですね。そういった日本だからこそ発達した科学技術に関する歴史などをわかりやすくご紹介しています。

その紹介の方法の一つが「展示」なのですね?

先ほども申し上げましたが、日々の生活のいたるところに科学があって、科学に触れているんです。でもなかなか気が付かないし、それを科学と認識しずらいんですね。例えば、毎日のお料理に使う包丁も、これってどうやって作られているんだろう、鉄ってどういう風にできているんだろうと考えると、これらすべてが科学なんですね。まずはいろいろな科学の分野に関心を持っていただくための最初の一歩として、展示でご紹介をしています。

でも、科学博物館は展示をしているだけかというとそうではなく、実は我々の機関というのは調査研究機関なんです。動物学、植物学、地学、理工学、人類学の5つの分野について、新宿・筑波の施設の研究室で研究者が日々研究活動を行っています。その研究活動の成果や知見をみなさんにご紹介する方法として展示を使っているんです。すべての科学の分野を扱っているわけではないのですが、科学博物館として研究している分野についてはみなさんにできるだけご紹介するようにしています。

『飛び出せ科学くん』で巨大収蔵庫が紹介されましたね?

現在、科学博物館には約14,000点が展示されていますが、収蔵点数は約380万点あって、つくばの収蔵庫などに保管されています。その収蔵庫を紹介していただきました。
科学博物館は調査研究機関ですので、研究をする上で標本が必要になります。その標本などを集めて研究して系統分類的な研究活動を行う中で、展示、調査研究、標本の収集・保管が科学博物館の三本柱となっているのですが、この標本の収集・保管に関して言えば、世界的には決して多いとは言えません。パリの自然史博物館の持つ収蔵点数は数千万点以上ですから桁が違います。まだまだ国立の総合科学博物館として収蔵している点数が少ないため、我々の目標として収集を進めていきたいと思っています。

収集の方法としては、多くは研究者がフィールドワークで採集します。例えばモンゴルやタイに行って実際に化石を採掘したり、海に潜って海藻を採ったり、ハブを捕ったり、実にさまざまな収集活動を行っています。研究者というと研究室にこもっているイメージがありますが、研究者はこうした収集のための海外出張が多く、とても忙しいの、テレビの出演依頼があってもなかなかスケジュールが取れないことが多いですね。

例えばどのような展示物がありますか?

地球館の3階にある「大地を駆ける抜ける生命」(写真右)には、115体のはく製が展示されています。間近で見ていただくと、筋肉の膨らみや質感など、今にも動き出しそうな、リアルさが非常に際立っていることがわかると思います。115体のうちの87体が、ハワイに在住していたワトソン・ヨシモトさんと言う実業家が、長年個人で収集された、「ヨシモト・コレクション」というもので、一体一体のリアルな作り方が評価が高く、また、いつどこで採集されたのかという学術的なデータが全て残っている点も価値があります。
通常のはく製の形とは違って、特殊な形で標本化しているものが多いのですが、これらのはく製の展示の構成についても、研究者の監修の元で行っています。解説パネルなどを設置せずに、「大地を駆ける抜ける生命」という展示テーマに則って、なるべく自然な状態を残したいという研究者のこだわりが生かされています。
実際にいただいた標本数は400体あり、まだまだ倉庫で出番を待っているという状態ですが、それらは来年の3月に開催する予定の特別展「大哺乳類展」で展示する予定です。


また、地下1階では人気の恐竜の骨格化石を展示しています。(写真左)ティラノサウルス、アパト(ブロント)サウルスとたくさんありますが、アパト(ブロント)サウルスは本物の化石なんです。
実物の化石を使って組立骨格化されている標本というのは非常に珍しいんです。恐竜展などで展示されているのは基本的にはレプリカで、本物は展示ケースの中に入れて見ていただくのが普通なのですが、科学博物館としては、本物を見ていただきたいと考えています。本物を見ていただくことによって感動が生まれ、その感動がもっと知りたいという意欲に変わるんですね。そのためにも、当館としてはできるだけ本物を見ていただくようにしています。


トリケラトプス(写真右)はもっとすごいですよ。恐竜の化石って発掘作業をしていって、化石を見つけたらこれはどこの骨かと研究者が推測しながら組み立てていくのですが、ここに展示しているトリケラトプスは、横にバタンと倒れてそのまま化石化したものなんです。かつてどういう形をしていたかがそのままわかる化石標本です。このような形で見つかったのは世界で2例しかないんです。これは世界で最も状態のいいトリケラトプスの化石標本と言われていて、世界的に見ても価値のあるものです。万一火事が起きて、何か一体持って逃げてくれと言われたら、私はこのトリケラトプスを持っていきますね(笑)。私の中では好きなもののベストワンですね。

国立科学博物館ではこの他にも世界的に見ても有数の良質なものを一般に公開していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。


『科博メールマガジン』はどんなメルマガでしょう?
メルマガというのは、お申し込みされた限られた方が読んでくださるものなので、申し込んだ方だけの特典としての情報や裏話的な内容を入れるようにしています。
例えば、特別展や企画展が始まる前に、準備中の展示室の取材をさせてもらって、展示担当や研究者の、説明パネルには書いていないような裏話を載せることによって、展示物を違った目線で見ていただくことができるように工夫したりしています。
また、当館及び付属施設になかなか来ることが出来ない方には展示物や園内の様子を撮影して作成した壁紙カレンダーをお届けすることによって、科博をより身近に感じてもい、それが当館(園)に足を運んでいただくきっかけになればうれしいですね。

メルマガを読んでくださる方は科博の大ファンが多いので、展示物やキャプションだけではわからないようなプチ情報をお伝えできるのがメールマガジンならではかなと思います。
最近は各部署からも、お知らせ欄に情報を載せて欲しいなどと依頼されることが多くなり、有効な情報発信のツールとして館全体でもメルマガの重要性が高まってきているのが感じられて、やっていてよかったなぁと思います。
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