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蓮舫節 最終日もさく裂「結果を出していない今、やる必要ない」

 「制度設計自体が間違いだったのは認めた方がいい。この独立行政法人でやる意味は崩れていることを指摘したい」。最終日を迎えた28日の事業仕分けでも目立ったのは、独特の言い回しを駆使して省庁・独法側を追及する蓮舫参院議員だった。

 この日の農林漁業信用基金の仕分けでは、融資制度の利用率の低さが話題となったが、歴史的経緯を説明しようとする農林水産省の局長に対し「結果を出していない今、やる必要はないという理解でいいか」とすかさず畳み掛けた。

 「崇高な目的が達成されていないことは、貸付残高を見ても分かっている。なぜこの独法でなければいけないのか。政府系金融機関もある」と迫り、事業の廃止と、国からの出資金の国庫返納という結論を導き出した。

 ただ、国が拠出したまま使われていない出資金については冒頭、農水省側が「国庫返納に必要な法改正を待っている」として、自ら返納を表明。農水省が仕分け会場で方針を公表した前日の農畜産業振興機構の海外事務所廃止に続き、機先を制された格好となった。

 傍聴に来た中高年の女性らがカメラ付き携帯電話で写真を撮るなど、注目度の高い蓮舫氏。しかし具体的な成果では昨年11月の仕分け第1弾には及ばず、上滑りとの見方も出そうだ。

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