ヒマラヤ遠征隊、二人が行方不明

 外交通商部が26日に発表したところによると、キム・ホンビンさん(45)ら6人の登山家で構成される、ヒマラヤ山脈・マナスル(標高8163メートル)への遠征隊が、登頂に成功して下山する途中、ユン・チウォンさん(40)とパク・ヒョンスさん(27)の行方が分からなくなり、キムさんら4人が負傷したという。キムさんは、両手のすべての指がないという、重度の障害を持つ登山家として知られている。今回の遠征隊は、キムさんを除く5人全員が韓国道路公社の山岳会に所属しており、今月20日にマナスルへの登山を開始し、23日に登頂に成功した後、下山する途中に濃い霧で移動できなくなり、途中で睡眠を取ったという。

 その後、再び下山を始めたが、ユンさんら二人が行方不明になり、キム・ホンビンさん、カン・ヨンリョンさん、キム・ミゴンさん、キム・ギュヨンさんの4人はベースキャンプに戻ったものの、重傷を負ったという。

 負傷者らは、ネパールの首都カトマンズ市内の病院に運ばれ手当てを受けているが、このうちカンさんは凍傷がひどいため、ソウルへの移送を検討しているとのことだ。

 一方、女性としては初めて、ヒマラヤの8000メートル級の山14座の制覇を目指している呉銀善(オ・ウンソン)さん(44)は、当初の予定通り、27日午後3時ごろにアンナプルナ第1峰(標高8091メートル)への登頂を目指す計画だという。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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