韓国株:KOSPI指数が年初来高値

 26日の韓国株式市場は、外国人の買い先行で、KOSPI指数が先週末に比べ15.17ポイント(0.87%)高の1752.50ポイントを付け、再び年初来高値を更新した。

 同指数は2008年6月18日(1774.13ポイント)以来の高水準。店頭市場のコスダック指数も同1.17ポイント(0.23%)高の517.68ポイントで、5日連続で上昇した。

 有価証券市場(メーンボードに相当)では、外国人が2000億ウォン(約170億円)以上を買い越した。外国人による買い越しは4日連続で、4月以来の買い越し規模は4兆6000億ウォン(約3900億円)に達した。また、年金や投資ファンドなど国内機関投資家も13日連続で買い越した。株式型投資ファンドの解約に伴う売り注文が一段落し、国内機関投資家が買いに回ったことが株価上昇を後押しした。

 メリッツ証券のシム・ジェヨプ研究員は「最近外国人の買いが旺盛なのは、IT(情報技術)、自動車などの業種で韓国企業の業績が大きく改善し、韓国株の魅力がさらに高まったためだ」と指摘した。

 一方、同日のアジア株式はギリシャの財政危機解消を好感し、日本の日経平均が2.3%高、台湾加権指数が1.91%高など軒並み上昇した。

 ソウル外国為替市場では同日、先週末に比べ4.60ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1104.10ウォンで取引を終え、ウォン相場は1年7カ月ぶりのウォン高水準となった。

全洙竜(チョン・スヨン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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