東亜製薬決算、緑十字と業界トップ争い

 製薬大手の東亜製薬が26日発表した2010年1-3月期決算は、売上高が前年同期比7.5%増の2010億ウォン(約171億円)、営業利益が同30.3%増の232億ウォン(約20億円)、最終利益が同31.4%増の155億ウォン(約13億円)で、営業利益は市場予測をやや下回った。

 製薬業界では、東亜製薬と緑十字が業界トップの座を激しく争っているが、東亜製薬は22日に決算発表を終えた緑十字の売上高と営業利益を下回り、2四半期連続で業界2位にとどまった。

 しかし、緑十字の好業績は新型インフルエンザワクチンの売り上げによる一時的効果を反映したもので、東亜製薬が業界トップの座から転落したとみるのは尚早との見方が有力だ。緑十字は1-3月期に同ワクチンの売上高1560億ウォン(約133億円)を計上している。

イ・ジェウオン朝鮮経済i記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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