国語能力認証試験の人気が急上昇

 ソウル市銅雀区鷺梁津のある公務員試験受験予備校で25日、国語(韓国語)能力認証試験が行われたが、受験者数定員400人に対し600人を超える申し込みがあり、主催者側を驚かせている。

 認証試験を主管する韓国言語文化研究院のペ・ドンジュン事務局長は、「今年上期の受験生は前年同期比で50%以上増加した」と語った。試験教材も人気で、教材を販売する出版社では、今年1月の単月売上額が昨年上期の売り上げを超えたという。

 TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)など英語試験の人気に押されて低迷気味だった国語試験が、突然人気を集めているのは、「警察効果」のおかげだ。警察庁が昨年末、警察官の国語能力向上のために、「公認の国語試験の成績を提出すれば昇進・採用の際に加算点を与える」と発表して以降、受験生が急増したという。

 警察庁が加算点の対象として認めている試験は、韓国語能力試験(KBS主管)と国語能力認証試験(韓国言語文化研究院主管)、実用文章検定(韓国国語能力評価協会主管)の三つだ。

 ペ事務局長は、「警察だけでなく、銀行・公営企業などでも2、3年前から国語能力を人事考課に反映させるケースが増加し、社会的に国語理解力と意思疎通能力の重要性に対する認識が高まっている」と語った。

キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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