哨戒艦沈没:行方不明者6人、遺品で入棺式

 ついに帰還できなかった「散華者」6人についても25日、葬儀の段取りに入った。遺体が置かれるべき場所は、行方不明者らが残した遺品が代わりをすることになった。平沢第2艦隊司令部の関係者は25日、「(散華者が)入隊するときに提出した毛髪や手のつめ、足のつめ、海軍制服や私服が遺品として使われる」と説明した。制服は海軍が準備し、遺族が望めば故人の体臭が付いた服を使用できる。

 故イ・チャンギ准尉の兄ソンギ氏(46)は、「入棺式では、弟の制服とよく着ていた春用ジャンパー1着、運動靴と靴を1足ずつ、軍で保管してきた毛髪と手のつめを一緒に入れるつもりだ」と話した。故チェ・ハングォン元士(上級曹長に相当)のおじは、「おいの服のうち一番きれいでいい服を入れてあげたい」と話した。

 故パク・ギョンス上士(曹長に相当)のいとこパク・ギョンシク氏(36)は、「遺品には制服1着と普段着ていた服、運動靴のように燃えやすいものを考えている」と語った。6人の火葬は告別式の前日に当たる28日、水原市の火葬場「蓮華荘」で行われる予定だ。

平沢=キム・ガンハン記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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