哨戒艦沈没:犠牲将兵に1階級特進と勲章授与

 政府が哨戒艦「天安」の犠牲将兵46人について、1階級の特進と花郎武功勲章を与える措置を下した。

 鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相は25日、哨戒艦「天安」沈没事故に関する対国民対話でこのように述べ、「神聖な領海を守るため最後まで任務を全うしたわが将兵の崇高な献身に深い敬意を表する」と語った。加えて、哨戒艦「天安」の捜索作業に協力しながら沈没し失踪した「第98クムヤン号」乗組員についても、「犠牲を決して無駄にはしない」と述べた。

 犠牲将兵の合同葬儀は、25日から29日まで、平沢第2艦隊司令部で海軍葬として行われる。告別式は、29日午前10時から第2艦隊安保公園で行われる。遺骨は29日、国立大田顕忠院の合同墓地に安置される。海軍は第2艦隊司令部の敷地内に追悼館と忠魂塔を建てる計画で、遺族支援責任官を任命し、遺族への支援を続けていく方針だ。

 政府は、葬儀期間を国家哀悼期間として宣布し、全公務員に謹弔リボンを付けさせることにした。また、告別式が行われる29日を哀悼の日に定め、全国の官公庁では弔旗を掲げ、午前10時にサイレンを鳴らし、黙とうを行うことにした。軍は29日までに、第2艦隊体育館に代表焼香所、陸海空軍の施設の89カ所に軍焼香所を設け、ソウル広場、釜山駅前広場、大邱2・28公園など全国34カ所に市民焼香所を設置した。

李衛裁(イ・ウィジェ)記者

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る