サッカーW杯:北朝鮮の英雄「北とブラジルが16強」

 「“死の組”では北朝鮮とブラジルが残るだろう」

 ブラジルの日刊紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」は24日(韓国時間)、「北朝鮮サッカー界の英雄、朴斗翼(パク・ドゥイク)氏(68)が、2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会1次リーグで、G組では北朝鮮とブラジルがベスト16に進出するとの見方を示した」と報じた。

 朴斗翼氏は、1966年のW杯イングランド大会で北朝鮮をベスト8に導いた立役者だ。

 朴氏は同大会のイタリア戦で決勝ゴールを挙げ、北朝鮮は1-0でイタリアに勝利、アジア国家として初めてW杯ベスト8進出を果たした。北朝鮮は準々決勝のポルトガル戦では3-0と先行しながら、経験不足を露呈し、3-5の逆転負けを喫した。

 朴氏は北朝鮮を訪問したブラジルのメディアとのインタビューで、「われわれはこれまで、多くの経験を積んできた。今大会では必ず1次リーグを突破するだろう」と語った。北朝鮮は、ブラジル、ポルトガル、コートジボワールと同じG組に属し、1次リーグ突破は難しい状況だ。

 だが、朴氏は北朝鮮のベスト16進出を楽観し、ポルトガルについては「(北朝鮮の選手らは)44年前の雪辱を果たしてほしい」と語った。朴氏は「最高の選手」について、北朝鮮戦で4ゴールを挙げたポルトガルの英雄、エウゼビオではなく、ペレ(ブラジル)の名を挙げた。

ミン・チャンギ記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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