今年の新車、燃費がいいのはどれ?(下)
■ディーゼル車の燃費は優秀
ガソリン車とディーゼル車、液化石油ガス(LPG)車をすべて合わせ、燃費の優秀な上位10モデルを選んだ結果、フォルクスワーゲンの「Golf GTD」や起亜自の「スポーティジ2.0」など、ディーゼル車が計6モデルも選ばれた。「スポーティジ2.0 2WD」の手動6段変速車は燃費が1リットル当たり17.4キロに上ったほか、現代自の「トゥサン 2.0 4WD」の手動6段変速車は16.1キロの燃費を記録した。
LPG車は新たに開発されるモデルこそ多くはないが、「モーニング1.0LPI」の手動5段と自動4段の変速モデルは、それぞれ17.6キロ、14.5キロの燃費をマークした。
知識経済部の関係者は「軽自動車とディーゼル車の燃費が比較的優秀であることが確認された。6段以上の変速機やCVT(無段変速機)などの高効率変速機、または直噴エンジンを搭載したモデルなど、燃費の向上を目指す新技術を採用した車の発売が引き続き増加している」と話した。
■燃費のいい車、2012年は税制上の特典も
燃費のいい車は二酸化炭素の排出量も少なかった。知識経済部のオム・ジェヨン事務官は、「ガソリン車よりもディーゼル車の方が、二酸化炭素や汚染物質の排出量が多いと考えているドライバーが多いようだが、実際はそうではない。同じ1キロを走行すれば、ディーゼル車の方が二酸化炭素の排出量がはるかに少ない」と話した。
政府は2012年から、燃費が1リットル当たり17キロ以上、二酸化炭素の排出許容基準が1キロ当たり140グラム以下にまで段階的に引き上げていく考えをまとめた。ひとまず2012年を目標に、各メーカーが生産する車の30%をこの基準に適応させ、13年には60%、14年には80%、15年には100%にまで段階的に引き上げていく方針だ。メーカー側は、燃費または二酸化炭素の排出許容基準のうち、どちらか一方を満たせばいい。
また今後は、排気量を単位とする現行の課税方法から燃費を中心とした課税方法へと大幅に変更される。排気量が多くても燃費が優れていたり、二酸化炭素の排出量が少なかったりした場合は、自動車税が下がる可能性があるわけだ。
現在、行政安全部で検討が進められている税制改革案は、研究がほぼ終了している段階で、近く公聴会を通じて専門家の意見をくみ上げた後、税率が決定される。これと関連し、知識経済部は来週にも、2009年に国内販売された車の平均燃費実績を発表する予定だ。
アン・ジュンホ記者
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