ベンツ、韓国国内売り上げでGM大宇を抜く(上)
メルセデスベンツ・コリアが韓国市場で今年1-3月期に販売した新車の合計額が、内需シェア(販売台数基準)4位のGM大宇を初めて上回った。
今年の1-3月期の輸入車販売で1位となったベンツ(マイバッハを含む)の1-3月期の新車の合計販売額は3528億ウォン(約294億円)と、同期間のGM大宇(タクシーやレンタカーを含む、商用車は除く)の3489億ウォン(約291億円)を約40億ウォン(約3億3000万円)上回った。
輸入車メーカーが販売額基準でGM大宇を上回ったのは、今回が初めて。高級輸入車ブランドのベンツが、現代自、起亜自、ルノー・サムスンに続き、販売額基準で内需4位のメーカーへと浮上したのだ。GM大宇は、韓国に研究所一つと工場三つ(富平、群山、昌原)を保有しており、車を直接生産・開発し、販売している「完成車メーカー」だ。
にもかかわらず、ドイツから車を輸入し販売しているベンツ・コリアに内需の新車販売額基準で負けるというのは異例のこと。
今年1-3月期に国内で販売された自動車(タクシー、営業用、商用車は除く)のうち、輸入車が占める割合は7%。四半期別の輸入車のシェアが7%まで上昇したのは初めてのことだが、依然として販売台数では国内メーカーを脅かすほどではない。問題は、輸入車があまりにも高価なため、販売額基準で見るとシェアが3倍にも膨らんでしまうという点だ。輸入車メーカーのあるマーケティング担当役員は、「新車販売額で見ると、もう輸入車の内需シェアは20%を超えている」と話した。
■ベンツ・Eクラスが「大ヒット」
ベンツが販売額基準で国内メーカーを含めて4位にまで急成長したのは、1台当たりの値段が国産車よりもはるかに高い上、昨年9月に発売した新型Eクラスが「6000万ウォン(約500万円)台の高級セダン」を武器に毎月1000台近く売れるなど、規模の面でも急成長を遂げているためだ。1-3月期のベンツの販売台数は3949台と、昨年の1-3月期(1537台)に比べ157%増となった。
しかし、台数面ではまだまだGM大宇に及ばない。GM大宇は今年の1-3月期に2万3324台(タクシーやレンタカーを含む、商用車は除く)を販売し、販売台数は昨年比49%も伸びた。GM大宇がベンツの6倍もの台数を売りながらも、販売額でこれを下回ったのは、1台当たりの値段がベンツよりもはるかに安いからだ。GM大宇が1-3月期に販売した車両の1台当たりの平均価格は1496万ウォン(約125万円)にすぎなかったのに対して、ベンツは実に8934万ウォン(約745万円)にも及んだ。
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