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JRE 6 にアップグレードした方がいい理由は何ですか。
このトピックは、次の製品に当てはまります。:
- プラットフォーム:
Windows 7, Vista, Windows XP, Windows 2000, Windows 2003
- Java バージョン:
1.4.2_xx, 1.5.0, 6.0
Java Runtime Environment 6 (JRE 6) の最新版では、さまざまな拡張機能が追加されています。
- パフォーマンスと安定性が向上。
- JRE の旧リリースとの互換性が向上。
- 重要なバグ修正を追加。
- アプリケーションの Look & Feel を改善。
- Windows Vista に完全対応。
- 自動更新機能により、クリティカルな修正や更新に迅速にアクセス。
関連情報
JRE 6 に追加されたその他の拡張機能は次のとおりです。
キャッシュとシステムのフォーマット
キャッシュのメカニズムが更新されました。Java Web Start キャッシュ内の既存のアプリケーションは、Java Web Start アプリケーションを初めて実行するときに、新しいキャッシュフォーマットにアップグレードされ、変換されます。
ダウンロードエンジンとキャッシュの統合
Java Web Start と Java Plug-in 間で行われるキャッシュのメカニズムとダウンロードエンジンの設計が変更され、統合されました。これにより、Java Web Start と Java Plug-in のどちらか一方でしか使用できなかった機能が両方で使用できるようになりました。次のその機能を示します。
- Java コントロールパネルを使ってキャッシュを無効にできます。
- Java コントロールパネルを使って設定した最大キャッシュサイズをJava Web Start でも使用できます。
- 最大キャッシュサイズに近づくと、Java Web Start がクリーンアップスレッドを開始して Least Recently Used (LRU) 項目をキャッシュから削除します。
- no-cache 命令 (キャッシュしないという処理) に対応できるようになりました。この no-cache 命令を使用すると、更新時に、キャッシュされたコンテンツが元の URL のものと同じであることが確認されます。リソースがキャッシュにダウンロードされ、期限切れフィールドが無視されます。
- 有効期限を認識できるようになりました。ダウンロードしたリソースに有効期限が含まれている場合は、期限切れと同時にリソースの使用が停止されます。
安全なバージョン管理
JRE 6 では、現行バージョン以外が指定された未署名の Java Web Start アプリケーションを実行しようとすると、セキュリティーの警告メッセージが表示され、特定ユーザー用の権限を取得しないかぎり実行できなくなります。署名済みの Java Web Start アプリケーションでは、このような制限はありません。
その他の拡張機能
- Java Web Start と Java Plug-in で、CRL (Certificate Revocation List) と OCSP (Online Certificate Status Protocol) を使って証明書を検証できるようになりました。
- Java コントロールパネルに、デフォルトの SSL ハンドシェークプロトコルを選択できるオプションが追加されました。デフォルトの設定は、「SSLv3」と「SSLv2」です。これを「TSL」に変更することもできます。
- Java コンソールがモーダリティーから除外されました。使用しているアプリケーションでモーダルダイアログが表示される場合でも、JRE 6 の AWT に搭載されている新しいモーダリティー機能を使って Java コンソール を操作できます。
- Java Web Start と Java Plug-in のすべてのダイアログと画面が、よりわかりやすく、使いやすくなりました。
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