福岡切断遺体:腕時計換金の32歳男逮捕 別の窃盗容疑で

2010年4月28日 11時25分 更新:4月28日 12時14分

 福岡市の博多湾で同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の切断遺体が相次いで見つかった事件で、福岡県警は28日、諸賀さんが所持していた腕時計を県内の質店で換金した男を、事件とは別の窃盗容疑で逮捕した。県警は、腕時計を入手した経緯などについて事情を聴く方針で、男の自宅を家宅捜索している。

 捜査関係者によると、逮捕されたのは同市中央区在住のアルバイト男性(32)。逮捕容疑では、市内の勤務先から液晶テレビを盗んだとしている。

 男は諸賀さんが行方不明になった3月5日以降、県内の質店で諸賀さんが所持していたギリシャの有名ブランド製の腕時計を換金していた。諸賀さんと面識はないとみられる。

 諸賀さんの遺体は3月15日に同市西区の能古島に下腹部が漂着して以降、同市中央区の福岡競艇場や須崎ふ頭で両腕や胴体、頭部が相次いで見つかった。両足と着衣、アクセサリーなどは依然として見つかっていない。

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