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【芸能・社会】

沢尻エリカ離婚表明で三行半!! 芸能界復帰に離婚は条件だった!?

2010年4月28日 紙面から

“活動復帰会見”ともなった出演CMの発表会で、笑みを浮かべながら質問に答えた沢尻エリカ=今年3月16日、東京・汐留で

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 女優の沢尻エリカ(24)が27日、自身の公式ホームページ(HP)で映像クリエーターの夫・高城剛氏(45)と離婚の意思を固めたことを表明した。理由については「今は相手のこともありますので、これ以上の詳細は控えさせていただきます」とするのみにとどまっている。芸能界への本格復帰を目指す沢尻が、金銭面や仕事面で価値観が大きく異なる夫に対し、最終的に三くだり半を突きつけた形となった。昨年1月に電撃結婚した21歳差のカップルは、わずか1年3カ月余りで破局を迎えようとしている。

 「このたびは私事でお騒がせしており、関係各位の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」

 HPのメッセージ欄で沢尻はそう謝罪の言葉を述べた。その上で、「私、沢尻エリカは夫である高城剛と離婚する意思を固め、現在家族の仲介の下、協議に入っていることをご報告いたします」とつづり、きっぱりと離婚を表明した。離婚へのメッセージはわずか三行半。まさに三くだり半をつきつけたわけだ。

 沢尻が離婚を決意した具体的な理由については一切触れていない。しかし、今後、日本で女優や歌手として本格的に活動していくには、高城氏との決別が必要だった。関係者は、離婚の理由について「海外を拠点に仕事を続ける高城氏との価値観の違いに加え、高城氏の収入面への不安があった」という。さらに、業界内では「芸能界への本格復帰の条件が離婚だったのでは」と見る向きが強い。

 昨年9月末付で当時の所属事務所を解雇された後、高城氏とスペインで個人事務所を設置。先月、「たかの友梨ビューティクリニック」のCM出演で2年半ぶりに仕事復帰した。その際、高城氏の主導でメディアには表現の自由を規制する内容が含まれる「6カ条の誓約書」が送付された。沢尻はその内容を事前に把握していなかったとされ、高城氏の過保護なまでの“愛情表現”はメディアからの猛反発によって逆効果を生む形となり、沢尻が不信感を募らせた。それゆえ、高城氏と行動をともにすることは、メディア側の不信感を払拭(ふっしょく)しきれない…とみられている。

 一方の高城氏は現在、沢尻と直接連絡が取れない状態で、沢尻の一方的な離婚決意に頭を悩ませているという。現段階では離婚に応じる意思はなく、すんなりと離婚が成立するかどうかは不透明だ。

 2007年9月の「別に…」発言が物議を醸し、芸能活動を一時休止した沢尻を精神的に支えた高城氏。昨年1月に沢尻と結婚後もスペインで新婚生活を送り、7月には奄美大島で皆既日食の鑑賞を楽しんだ。今月8日の沢尻の誕生日には、iPadをプレゼントしたことを高城氏がブログでつづり、ラブラブぶりをアピールしていたのだが…。

 今後、沢尻はエイベックスに移籍することに内定。すでに携帯電話専用放送局「BeeTV」での女優復帰が濃厚という。さらに新曲のリリースに向けてレコーディングを始めたとも伝えられている。

 しかし、一方で、関係者の間では、これまで騒動を起こしてきた沢尻の性格面などを不安視する声も上がっているのは事実。エイベックス側はいわゆる所属事務所となる完全なマネジメント契約ではなく、テレビやCMへの出演をサポートする業務提携という形も視野に入れ、慎重に復帰の道を探ることになりそうだ。

 

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