- 2010-04-26 (月) 19:05
- 沖縄を考える
4月25日、普天間基地の県外・国外移設を求めて開催された県民大会には約9万人の参加者があった発表された。今の所は前回の時のように主催者発表数字に疑問を投げかけたり異議を唱えたりするような動きは見当たらない。そんな問題ではないから、それて゛よいし、それで当然なのだが、しかし、読谷村の運動広場に9万人が集まるということはどんな状態になるのか考えてみることは無駄ではあるまい。
会場となった運動広場の面積は35,063㎡である。これを坪に換算すると、10,625坪になる。つまりこの面積に9万人が集まったとなると、1坪にほぼ9人がいたことになるのだ。広場の隅々までくまなく畳2枚の広さに9人となると、これはなかなか大変な数字だ。
参考のために、高校野球のテレビ観戦で見慣れているあの甲子園球場と比較してみたい。同球場の常設客席は47,808席だそうだ。スタンドの面積は22,600㎡だから、1㎡あたりの収容人数は2,1人になる。この数値を読谷村の運動広場にあてはめてみると、同広場の最大収容人数は73,632人になる。もう一つの参考例は国立競技場だ。あのマンモススタンドの収容人数は、ざっと5万人。つまり9万人と言う参加者は、満席になった国立競技場の観客と、ほぼ満席の甲子園球場の観客を合わせた数に匹敵する数字なのだ。
新聞に掲載された当日の写真は、カメラの位置が低ければ低いほど参加者が重なって見えるから圧巻であるが、空中から撮影された写真では随所に空き地が見える。密集状態に比して7割から8割程度ではなかろうかと思われる。
だがしかし、実行委員会はちゃんとこう説明している。「渋滞で会場に到達できなかった人が試算で約1万人、24日に開催された八重山大会への参加者が700人、25日の宮古大会には300人が参加した。従って総計で93,700人の参加があった」
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