野菜のこと

2010.04.23 *Fri
今日も東京は冷たい雨です。

大切な新芽が低温と日照不足のためほとんど立ち枯れてしまった茶葉農家の皆様には励ます言葉もありませんが、早く天候が回復してくれることを祈るのみです。





私は自分が好き嫌いのある人間なので、好き嫌いのある人に対して「ああ、この人はこれが嫌いなんだな」で済ませちゃうのですが、躾の厳しかったご家庭に育った方は特に、そういうことに敏感だったり見過ごせなかったりするのかも知れませんね。

うちの子たちには、小さい頃は嫌いでも何でも食べさせていました。もちろん食べやすいよう工夫はしてあげるのですが、社会通念的に「それを食べないのはちょっとアレだろう」とか「それを食べられないまま大きくなったら何かと苦労するんじゃない?」というようなもの(ピーマンとか人参とかほうれん草とか)は嫌がっても普通に料理の中に入れていましたね。

泣いて嫌がって食べない時、どうしたか。(^^;)

子どもをゴミ箱のところに連れて行き、お皿を持たせて「ここに中身を捨てなさい」と言うんです。

「こんなまずいもの食えるか、こんなもの捨ててやる、って言いながら捨てなさい」って。

そうすると子どもたちは目を見張り、「そんなことできない」って言うんです(ぷぷぷ、可愛いね)。で、「食べないということは、それと同じことでしょう? ママが作ったものを食べられないならそうしなさい。それができないなら最後まで食べなさい」。

そうすると子どもたちはすごすごと席に戻り、何とかかんとか食べ切ります。もう文句は言いません。そして次からは黙って最後まで食べるようになったのでした。

同様にお弁当を娘が残してきた時。
しかもごはんとウインナーとかは食べて、野菜のおかずだけ残してきたわけなんですが。

私は翌朝、息子たちと同じに娘の分のお弁当を作り、それから娘を呼んでできたての弁当箱を渡し、「これをこのゴミ箱に捨てなさい」と言いました。温かい弁当箱を渡された娘は驚いて「どうして?!」と言います。それで私はこう答えたのです。

「夕方捨てるのも、今捨てるのも、行く先は同じ。だったら今すぐ捨てなさい。重い思いをして学校に持って行くだけ無駄だから。それとどうせ捨てるのなら最初から作るだけ無駄だから、明日からあなたの分のお弁当は作りません」

愕然とした娘は「ごめんなさい」「もう残しません」と言って謝り、体調が悪くて食べられなかった時以外、お弁当を残さなくなりました。

これは親が本気でないと通用しないんですよ。そんなこと言ったって、どうせ捨てたりしないだろうと見くびられたらダメなんです。だから一度、作りたての弁当を本当に捨てたことがあります(惨状が目に見えるように、蓋はしない)。

息子たちは呆然として、ゴミ箱に捨てられた弁当をしばらく見下ろしていました。だって、たった今まで自分が作っていた料理を出来た途端にゴミ箱に捨てるなんて、考えられない行為じゃないですか。

きっと胸が痛んだと思います。でも、作った私は尚更です。だから「君たちのためにと栄養や彩りを考えて一生懸命作ったお弁当がゴミ箱に捨てられる、ママの気持ちが分かる?」と言いました。

「誰かのためにと君たちが一生懸命作ったものを、その人がゴミ箱に平然と捨てたらどんな気持ち?」と言うと、息子たちは「とても悲しい」。それから泣きながら弁当箱を拾い、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝って、「もう残しません」と約束しました。

そうは言っても食事を抜くわけには行きませんので、その日はコンビニのおにぎりを買って持たせましたが、それからよほどの理由がない限り、残すことはなくなりました。

その話をしたら、友だちに「うっそー、厳しいねー」と言われましたが、普段の私はハードルも低く、ゆるゆるです(笑)。いつもいつもそうやって厳しくしているわけじゃないし、毎日ガミガミ何度も注意するのって、大抵は効果ないじゃないですか。

だからガツンと一発かまして、何度も言わせないようにする。そしてボチボチ忘れて箍が緩んできた頃に、またガツンと思い出させるわけです。

あんまり小さいうちだと理解できないし継続させるのも難しいですが(ちっちゃい子にはトラウマになったりして)、うちはコレくらいで丁度いいんじゃないかなと思っています。





で、躾という話になりますが。

ヨソ様で出された料理は黙って感謝して頂く。
これはもちろん、当たり前のことですので敢えて書きませんでした。

ですから今回のキャンプでも、息子たちはちゃんと感謝してサラダも全て食べてきたんですよ。母の「食べないなら今すぐゴミ箱に捨てなさい」攻撃を思い出したかどうかは定かではありませんが(笑)。

ただ、「お代わりは?」と言われれば、さすがに「ありがとうございます、もう結構です」と言うではありませんか。しかし今回は参加者の中にサラダ大好きっ子がいて、その子が「どうして食べないの、こんなに美味しいのに」「サラダ嫌いなんだ? 野菜食べられないんだ」と告発したため、周囲の大人に「サラダ嫌いなの」「野菜嫌いなんだって」と言われる羽目に陥ったらしいんです。

他にも野菜の料理が出て、それだってちゃんと食べているのに、一度貼られたレッテルは如何ともし難く。それがよほど悔しかったようです。

そのサラダ好きな子は煮物や炒め物が苦手らしく、八宝菜とか筑前煮なんかは食べないらしいのですが、うちの子たちが喜びそうなそういう料理は今回のキャンプの間、出て来なかったので関係ありません。

や。
ですからね、私は決して「サラダなんか食べなくても他の野菜を食べればいい」とか言いたかったわけではなく、要は自分と他者との相違を受け入れられるかどうかということではないのかなと思うんですよ。

その料理が苦手で食べられないという時、こっちの料理で同様な栄養素が摂れるんならそれでもいいんじゃない、そう思うんです。

また、育った家庭の躾が厳しかった場合、自分にも自分の家族にも、そして他の人にも厳しい目を向ける傾向があるかもしれません。

自分に厳しい人は他者にも厳しい、といいます。だからって自分に優しい人が他者にも優しいわけではないのですが、確かにそれはあるかもなと思ったり。

だからウチはとりあえず、いちばん大切な躾として「他者を尊重すること」……これが分かっていればいいやなーなんて思っています。

だってねぇ、「どうして食べないの? 美味しいのに」って言われても食べられないもの、一つもないって言い切れますか?

そりゃまあアナタにとっては美味しいんでしょうけれども、私はそれが死ぬほど嫌いなんですよ……って思いつつ笑顔で「すみません〜、昔から私、それがちょっと苦手で」と微笑んでいるのに、「一口でいいから食べてご覧って。ホントに美味しいから。きっと好きになるよ。あ、もしかして食べず嫌い? 食べず嫌いは損するよ〜」。

余計なお世話じゃい!
美味いなら自分一人で食っとけ!!

……こんな経験はありませんか?(笑)

ちなみに怒られたり「悲しい」って言われたら困るなと思いつつ、こっそり言わせて頂きます。ていうか言っちゃうよ。

実は私、動物の臓物が一切ダメなんです〜。レバー、モツ、ハツ、砂肝、フォアグラ、そういうのが全部食べられません。こればかりは一口も受け付けず、どうしても口に入れることが出来ません。大事な客先で勧められても、「申し訳ありませんが、私はそっち系が昔からダメで」と断ります。

まあそういうこともありますよね。大抵の場合、向こうもこっちも大人なので、「そうでしたか、残念ですね」と笑ってくれます。たまに気を使って「まあ、どうしましょう。申し訳ないわ……それでは他に何か召し上がれるものを今から作りますね。○○なら召し上がれる?」とか言われるとこっちが申し訳なさ過ぎるのですが。

でも、臓物系の料理ばかり客に出してくる場合はほとんどないので、大抵は大丈夫。そういう「好き嫌いの分かれる料理は良く知らない相手には出さない」というのも心遣いの一つですよね。

それと私は魚卵が全部ダメ。タラコ、数の子、イクラ、全滅です。それと貝が……アサリ、ホタテ、蜆、赤貝、みる貝、ムール貝、牡蠣、サザエ、ホヤ貝、全部ダメ。フランス料理とかで出てくるホタテの貝柱だけは止むを得ず食べますが、笑顔がどこか引き攣ります。

特に臓物と魚卵は私にとって、イナゴや蜂の子の佃煮を勧められるのと同じなんです。皆さんも「客先だから」といって、そういうのとかザザ蟲の佃煮は食べられないですよね?(ザザ蟲……南信の人にしか分からないかもしれない・笑)

魚は食べられます……というより寧ろ大好きですが、ウニやナマコのような海生生物は、これまた全滅です。タコやイカは生がダメですが、火を通せば大好きに変わります。

昔……スキューバダイビングをしに行って、海辺の食堂でみんなが冷たいビールを片手に新鮮なウニとかホタテとかイカ刺しなんかを楽しんでいる時。私はウーロン茶片手に(壊滅的な下戸)焼き魚の定食食べてました……。

「こんなに美味しいのに、どうして食べないの?!」

へへへ……私が食べられないものを大好きだとおっしゃる皆さん、ゴメンナサイ。

あ、でも山菜とか植物系で食べられないものはないんですよ!
植物はどんなにクセがあっても寧ろオッケーです。アシタバ、芹、ハーブもゴーヤも、植物なら何でも食べます! キノコも大好きです!

私は海より森に住んだ方がいいんだ、きっと。

でも、海辺でホタテを炭火に乗せて醤油を垂らし、香ばしい匂いを立てて焼いているのをみんながお箸片手にワクワク待っているような時。彼らと肩を並べ、「いい匂い〜」ってうっとりしていながら、「はい、お待たせ」って焼き立てを手渡されると「あっ、私それ食べられないんです、ごめんなさい」って辞退する私……変な奴でごめんなさい……。

ちなみに、自分が食べられないもの、嫌いなものでも家でちゃんと料理します。レバーも……お箸で押さえつつ。で、長男はレバー大好き、次男は大嫌い。あさりや青柳は子どもたちが潮干狩りしてきたのを一生懸命砂出しし、料理したことを前にもここに書きました。彼らは貝類が大好きです。

「私が嫌いだから、家で作ったことも食べさせたこともない」という場合は影響があるかもしれませんが、一概に「子どもの好き嫌いは母親の責任よ」だなんて言うのは止しましょうね〜。


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一日おきに雨ですね

2010.04.22 *Thu
新学期につき、ちょっとオフが忙しくて原稿の進みが遅くなっています。すみません。

なるべく早く連載を開始できるよう頑張りますね。




さて。
昨日あんなにいい天気だったのに、今日はまたしてもしとしとと冷たい雨。

エンゲル係数の高い我が家は野菜が高くて困るんですが!

しかもレタスとかは大して価格に変動なし。最近は屋内水耕栽培で作っていることもあり、レタスなんかはあまり天候に左右されないんだそうですね。

しかし我が家はあまりサラダを食べないのです。
というか、生野菜をとにかく食べない。

先日、うちの子どもたちがユースの春キャンプに行って来たんですよ(親なし)。
そこで毎回毎回、食事にサラダがついたんだそうです。

千切りキャベツにきゅうりやトマトが添えられていて、すっぱいイタリアンドレッシングがかかっているやつ。うちの子たちは、というより私もあれが大の苦手!!

時々は人参やセロリのスティックがプラスされていたようなんですが、基本的にキャンプでは好き嫌いは禁止、お残しは許しまへんで! ルールだったため、子どもたちは死ぬ気で食べたそうです。

でも夕食のメニューが……一日目がスパゲティとサラダ、二日目がチリコンカンとサラダ、三日目がミネストローネとサラダで、心底泣けたようです。料理の担当がアメリカナイズされた女性で、そういうのが好きというか……そういうのしか作れない? 人のようで。

帰ってきて早々、切実に訴える訴える。

娘 「ママ、お願い。鶏肉と大根の煮物を作って。それとわかめのお味噌汁」
長男「焼きそばヨロシク。キャベツともやしとピーマンと人参てんこもりで」
次男「鍋または麻婆豆腐、もしくは里芋の煮物・肉じゃがをお願いします」

彼らはキャンプの間中、その女性に「君たち兄弟はどうしてそんなに野菜が嫌いなの? もっと野菜を食べなくちゃダメだよ」と言われ、悔しくてたまらなかったとか。

うちはどちらかというと野菜の消費が大変激しい家だと自負していたんですが。

味噌汁一つとっても、豆腐・小松菜・わかめ・長ネギとか3、4種類を常に入れています。大根・わかめ・なめこ・ほうれん草とか。

焼きそばは3パック入った市販のものを2袋(6人前)使いますが、キャベツは2/3玉、人参は大1本、ピーマンが5、6個、もやしが一袋入ります。なので28cmのフライパンで一度に炒め切れず、2回に分けて仕上げます。

親子丼もリクエストによく上がり、玉葱・鶏肉・卵の他に小松菜・高野豆腐・椎茸が入ります。

今日のお弁当だってほうれん草・ウインナー・人参・椎茸を炒めたものにハンペンのソテー、ベビーポテトの温野菜です。昨日はひじきの煮物(ひじき・大豆・人参・椎茸・ごぼう・糸こんにゃく)、小松菜ともやしのナムル、鳥の唐揚げでした。(私は基本的に冷凍食品は買わないんです……だって高いのに美味しくないし)

キャベツの千切りサラダをボウル一杯食べるよりも、キャベツと豚ばら肉、しめじ、人参、ジャガイモ、青梗菜をポトフにして食べた方がたくさん量を食べられるような気がするんですが。

セロリと人参のスティックを数本食べるのもいいですが、きんぴらゴボウやゴボウ・椎茸・人参・里芋・こんにゃくの煮物を食べても食物繊維と他の栄養素がたくさん摂れるような気がするんですが、どうなんでしょう。

うちの子たちはかぼちゃの煮物も好きですし、白菜やらキノコやらバケツ一杯に相当する野菜が入った大きな鍋をすっかり空っぽにしてしまいますが、サラダを食べないからと言って「野菜嫌い」のレッテルを貼らないで欲しいですね。そういうのは「サラダ嫌い」でいいんじゃないでしょうか。

実は私自身、サラダがあんまり好きじゃないんですよ……母が作ってくれたことがなく、大人になってから初めて食べたので。今ではそこそこ豆腐や海草、チリメンジャコ、豆類などを入れたサラダとか作って食べるようになりましたけどね。冷え性なので、夏以外は温野菜の方を食べることが多いです。

母はサラダが嫌いでしたから、レストランで付け合せやセットについてきても手をつけたことがありませんでした。

子どもの頃、うちにはおじいちゃんが家長として君臨していて、料理があまり得意でない母は煮魚とか色々と苦労して作っていたようでした。朝も昼も夜もご飯。たまにうどんなんかが出ることはありましたが、オットのうちみたいにお母さんが揚げた掻き揚げが乗っかってるなんてことはなく、良くても商店街でもらってきた天かすとネギだけでした。

洋食やパン、サラダなんてうちの食卓には皆無だったんです。
ので、小学校に上がるまで、食パンやコッペパンというものを食べたことがありませんでした、私。「甘いパン屋」の主人として誠に不甲斐ない……(笑)。基、ゴメンネ。

給食で出されるまで牛乳も飲んだことなし。
銀紙に包まれた四角いマーガリンを見た時には、なんだこりゃあと思いました。

今みたいにご飯給食なんてものはありませんでしたから、来る日も来る日も給食は硬くて美味しくない食パン二枚と臭いマーガリン、いちごジャム、牛乳。

地獄でしたね、私には。

よく食パンを残し、机の中に突っ込んでおいたので、時々すさまじいカビに冒された食パンの欠片が机から発掘されることがあって、教師に無茶苦茶叱られました。私ゃちび○子か。

今でも牛乳は好きじゃないんですが、カルシウム摂取のためアイスコーヒーの素(?)を入れてコーヒー牛乳にして飲んでいます。それかフルーツグラノーラと。それは好き。でも間違ってもホットミルクなんて飲めないです。ううう。

とっても牛乳くさい味のソフトクリーム、私は食べられません。よく「高原の新鮮な牛乳の香り豊かな生ソフト」とか言って行楽地で売っているじゃないですか。あれはほぼ間違いなくダメですね。

でも牛乳大好きっ子の娘はそういうアイスクリームに目がありません。物心つく前から毎日毎日がぶがぶがぶがぶ、水代わりに牛乳を飲んでいたせいか、すくすくと身長が伸びて4年生になったばかりですが143cmあり、骨太なしっかりした体格で実はけっこう胸が出張ってきています。

牛乳はやはり巨乳への糸口であったか。

ともあれ、今度いっぺん一ヶ月にどれだけ野菜を食べたのかを記録しておこうと思います。

きっとすごいと思う。

牛乳も1日1リットル1〜2本は確実になくなるし。豆腐は毎日。つか下手すると一日2丁。

米は一日一升がデフォですが、夕食がカレーとかチャーハンだと+2合かな。あっという間に米びつが空っぽになります。

買い物行っても自分がアメリカ人になったような気がしますね。週に何度も買い物に行くと余計なものまで買ってしまうため、できる限りまとめ買いしようと思うのですが、卵を20個、牛乳パック4本、食パン2斤とか買い込むとカゴがすぐに山盛りになり、ピーマン4袋、椎茸3パック、豆腐4丁、ししゃも30匹とか買ってるとレジで次の人に「何この人、何でこんなに買うの?」って痛そうな目で見られて困ります。

だって、こんだけ買っても2日で冷蔵庫が空になってしまうんだよ……と切ない気持ち。

ギョーザなんか作ったら市販の皮50枚入りを4つですよ奥さん。

ピザならLサイズが3枚要るので、デリバリーは頼みません。

いわゆる日本古来の粗食メニューでありながら量だけは食べるので、余計な脂肪が全くなく、ひょろりと背ばかりが伸びて行く息子たち。いいけど市販の服が入るサイズまでにしようね! 靴も大きいのだと量販サイズがなくなって高いのしかなくなるよ!

あっという間に着られなくなったワイシャツや肌着の恨みは根深いのだ。







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今日はいいお天気です

2010.04.21 *Wed
ずっと寒かったり雨がジメジメ降っていたりでしたが、今日は朝からとてもいい天気。

今朝から庭の白花山吹が咲き始めました。うちにある黄色い山吹は義母からもらったものなのですが八重なので、本当は一重の山吹が欲しくて植木屋さんを探し回ったのです。

義母は「緑の指」を持つ人で、義父がパーティーでもらってきた花束の薔薇を根付かせて、立派な木にしてしまうほどすごい人なんです。その山吹も義母がどこかの生花展で展示が終わり、もう要らないからと言われてもらってきた束の中に入っていたものでした。

それが今では一抱えもある茂みになり、垂れている枝を伸ばすと二メートル以上です。義母すごい。ほんと尊敬です。人間育てるだけじゃなくて植物も育てるのが奇跡的に上手。

その義母が「山吹ならもうあるでしょ?」というので、本当は一重が良かったんですなんて言えなくて、白いのなら問題あるまいと、見つけた瞬間に気に入った白花山吹を買ってきたのでした。

連翹も大好きで、うんと大きな株が欲しかったんですが、義母がやはり花束から育てたのをもらえたので、今はそれを大事に育てています。私って直ぐ枯らしちゃうので(サボテンさえ枯らす女と呼ばれてます)、時々義母に見てもらいつつ。

去年、花芽をごっそり摘まれてしまった紫陽花のこと、ここで書きましたが覚えておられる方もいるかな。あれは鉢植えで買ってきたのを地植えして、二年経ってやっと花芽がついた紫陽花だったんです。でも、その蕾を首下くらいからごっそり摘んで行かれ、本当に悲しかった。

公園のきわに植えてあったので、誰でも手を伸ばせば摘めたわけですが、咲いていたら公園に来る全ての人に「まあ、きれいね」って言ってもらえたはずなのに。何より頑張って花芽をつけた紫陽花が可哀想で、「痛かったね」「せっかく頑張ったのにね」って撫でてあげたくなりました。

自分で育てたものには愛着がわきますよね。
花だけでなく、人が丹精込めて育てたものを無断で持って行き、それが綺麗に咲いたとしても、そして道行く人が「まあ、素晴らしいですね」と言ってくれたとしても、いったいそれにどれだけの喜びがあるというのでしょう。

花どろぼうに罪はないといいますが、丹精込めて育てた人の心がどんなに痛むか、育てていない人には分からないのかもしれません。

折りしも中国の万博でテーマソングを岡本真夜さんの曲から登用していたことが発覚しましたね。知的財産ともいいますが、著作権もまた守られるべき他人の花です。

今回は中国が国の威信とプライドを捨てて謝罪し、岡本さんが快く使用を許可したということで、円満に解決して良かったなと思います。でなければ泥沼だったし、それでは楽しいはずの万博が台無しになってしまうところでした。

人と人とを繋ぐ架け橋である万博なのに、人の心を踏みにじっていては何にもなりませんよね。

「ごめんなさい」と言うのは勇気が要ります。

でも、そこに集う人々の笑顔のために、そして何よりその悪しき習慣が当たり前のものとなり、人のものを盗んでも自分の利益があればいいのだという麻痺した心に自分が陥らないために、そうする勇気を持ってもらいたいものです。

あの「国の威信」を何より優先する中国当局にさえできたのですから。

私たち一人一人だって、できると私は信じたいです。

今年は、紫陽花が元気に咲いてくれることを願いつつ。

皆さんも元気で良い一日を♪

God bless you...
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昨日はみぞれ、今日は春

2010.04.18 *Sun
今日の昼間、うちの庭にある外気温計は22℃を指してました。
ゆうべは冷たいみぞれが降って、1℃だったのに。

ネットの写真ニュースで箱根の桜に積もった雪を見ました。
冷たそうに凍える桜がかわいそうでしたね。


今、うちの庭の連翹と山吹、木苺の花が咲いています。もうじきに小手毬と花ミズキが咲きそう。正則と久能の家の庭にも春が爛漫に来ていることでしょう。あそこは連翹の他に雪柳もありますしね。



今週はずっと胃がシクシク痛かったのですが、金曜日の昼頃、もう我慢ならんというくらい痛くなりまして。

胃薬を探しても見つからず、冷たい雨の中をドラッグストアに行く気になれないし、ていうかもう薬飲んで治るレベルじゃないよなコレ、っていうくらい痛くなってきてしまって。吐き気と悪寒も襲ってくるし、「うぉぉぉぉ」状態。

医者に行った方がいいと思っても、歩いて行くのも自力で車を運転するのも不可能。これはいよいよ近くに住む兄に頼るか(あまり頼りたくない)、救急車を呼ぶか(すごく嫌)と痛みに呻きながら迷っていると。

学校のリーダーの先生から電話があって、「○○さんの電話番号を教えてもらえますか?」。それは携帯のアドレス帳に入っているので、一旦通話を切り、かけ直して伝えました。

電話を切り、「ふう……何かと思った」と呟いた瞬間。

おなか痛いのが治ってることに気づいた!!

うっそぉ、と一人で叫び、しばらく半信半疑でおなかを撫でていたのですが、それっきり痛みは完全に消えてしまいました。

何だったんだろう……分かんないけどM先生ありがとう!!



世の中には不思議なこともあるものです。

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雨で桜が……(涙)

2010.04.12 *Mon
今年は気温が上がらない日が多かったせいか、桜が長持ちしたような気がします。
でも、さすがにこの冷たい雨に打たれて、はらはらと散って行く姿が哀れ。

寿命がくるまであと何年生きられるのかな、とか。
そしたらあと何回の春を迎えて、何回の桜を見られるのかな、とか。

そう思うと何だかもったいない。
春も夏も秋も冬も。

人にはそれぞれ定められた月日が与えられているのですから、その一ヶ月、一日、一時間、一分を、誰かを愛したり助けたり、励ましたり、力づけたり、そういうことに向けて大切に使っていきたいですね。

つくづく私が余計なことを書かなきゃ良かったんだなあ、本当に馬鹿だよなあとは思うんですけれども。

たくさんの励ましのコメントをありがとうございました。
本当に力づけられ、励まされました。

けれど笑って許して下さらない方がおられるのも確かで、もう精神的にかなり疲弊してきたので、過去の記事を編集させていただいて、サイトの存亡に関わる私の記述をほぼ全て削除させていただきました。

どなたも気分の悪くなる思いをするためにここに来ておられるのではないと思いますので、もうよしましょう。ていうか、もう怒るのをやめて下さると助かります。堪忍して下さい。

サイトは、私が書きたいものを書き終わるまでは続けるつもりです。
でも、やめなければならない事態になったら、その時は……いきなりってことにはしませんので、どうかご寛容下さるようお願いしますね。



それと、トップでマージンとか手数料、紹介料などは一円も受け取っていませんと書きましたが、事実をありのまま書いただけですので、「ふーん、そうなんだ」と読み流していただければ幸いです。

特に可那他さんは私の考えた企画に協力して下さっただけで、通販サイトをご覧になると分かりますが、今後の定価より安く作って下さいました。通常商品より贅沢に材料も使っているし、手間もかかるのに。

私が計画性のない女なので、情報を後出しにするのも悪いとご指摘いただきました。それは本当ですので、今後はなるべく気をつけます。でも私ってば頭悪いからなあ……またそういう不手際しちゃったらゴメンなさい。

ただまあ、何度も申し上げておりますが、ここは趣味のサイトであって、どこのどなた様からもビタ一文いただいておりませんので、あまり厳しいことを言わないでやって下さると助かります。

ちょっと皆さんの時間は頂戴していますが(なんてことを言うと「時間泥棒」とか「モモ」みたい)、それはどうぞご勘弁。

自分が「楽しい!」と思って始めた企画で、多くの方に「楽しかった」「ベーグルが外れたのは残念だったけど面白かった」と言っていただけて嬉しかったです。

多くの方に嫌な思いをさせちゃってゴメンナサイ。
もーほんと頭悪くて。何度も同じようなことを繰り返すんですよ私。

これからも繰り返すかもしれませんが、しょうがない奴だと呆れて許して下さると助かります。



もう少し気持ちが落ち着いたら、ファンタジーの第三部をしっかり書き上げますね!
読んで下さる方がいるから頑張れます。いつも本当にありがとう。
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