福岡市で女性会社員の切断された遺体が見つかった事件で、この女性の腕時計を福岡市の30代の男性が質店に持ち込んでいたことが捜査関係者への取材でわかりました。
この事件は福岡市の博多湾の沿岸など4か所で、福岡市の会社員・諸賀礼子さん(32)の切断された遺体が相次いで見つかったものです。
捜査関係者によりますと、警察は諸賀さんの失踪後に福岡県内の質店に持ち込まれた腕時計について付着物を鑑定するなどしていましたが、これまでに時計は諸賀さんのものと断定しました。さらに、質店に持ち込んだのは福岡市内に住む30代の男性と特定しました。腕時計は、ギリシャ製の文字盤が透けてみえる「スケルトンタイプ」と呼ばれるものです。
これまでに時計を換金した男性と諸賀さんとの間には接点は見当たらないということで、警察は男性が時計を入手した経緯を慎重に調べています。(28日02:10)