福岡市の博多湾で会社員の女性の遺体の一部が相次いで見つかった事件で、女性が行方不明になったあと、女性の物とみられる腕時計が福岡県内の質店に持ち込まれていたことが警察の調べでわかりました。警察は、時計を持ち込んだ男性から今後話を聴くなど、調べを進めることにしています。
福岡市博多区の会社員、諸賀礼子さん(32)は、先月から今月にかけて遺体の一部が博多湾で相次いで見つかりました。警察は諸賀さんが鈍器のような物で頭を殴られて殺害され、遺棄されたとみて捜査しています。諸賀さんは先月5日夜、仕事を終えて車でアパートに戻ったあとで行方がわからなくなりましたが、その後、諸賀さんが持っていた物と同じ型の腕時計が福岡県内の質店に持ち込まれていたことが、警察の調べでわかりました。警察が鑑定した結果、この時計は諸賀さんの時計とほぼ断定されたということです。警察は時計を持ち込んだ男性から今後、詳しいいきさつについて話を聴くなど、調べを進めることにしています。