殺人罪の時効撤廃などの法案成立を受けて15年前、東京・八王子市のスーパーで射殺された女子高校生の両親が、「これで永遠に犯人を追いつめることができる」と安堵(あんど)の心境を明かしました。
法案が成立したことで、1995年7月に八王子市のスーパー「ナンペイ」で女子高校生ら3人が射殺された事件の時効もなくなることになりました。これを受け、被害者の1人、矢吹恵さん(当時17)の両親は「これで永遠に犯人を追いつめることができるので、遺族として安堵しています」「犯人は、逮捕されるか自首しない限り、普段の生活は送れないのだから、早く自首して罪を償ってほしい」「時効撤廃の署名活動に協力してくれた方々に深く感謝致します」とコメントしています。一方、この事件の捜査を指揮する警視庁の若松敏弘捜査一課長は、「被害者の無念を晴らすのは自分たちしかいない。法案が成立したからといって、捜査の手を緩めることはない」と話しています。