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【芸能・社会】

岡林信康 ひばりさん歌う

2010年4月27日 紙面から

 リニューアル2周年を迎えた京都市右京区の「美空ひばり座」で26日、記念セレモニーが開かれ、フォーク歌手の岡林信康(63)が特別コンサートを行った。

 35年前、岡林が演歌をつくり東京の友人にテープを送ったところ、回り回ってひばりさんの元に届き一緒にレコーディングをすることになった。お互い「楽譜が読めなくて」と意気投合、ひばりさんが1989年に52歳で亡くなるまで、お酒も時々飲むほどの親しい間柄になった。

 岡林は「父が牧師で私はヒゲがボーボー、髪を伸ばしキリストに似てたことから『フォークの神様』と呼ばれていました。ひばりさんは、いっぱいヒット曲があるけど私はこれだけ」と会場を沸かせ一曲目に「山谷ブルース」をフォークギターで弾き語り。

 続いて岡林の作詞作曲で、ひばりさんに提供した「月の夜汽車」「風の流れに」を披露。最後は35年前、ひばりさんがハワイから岡林に送った手紙に書かれていた歌詞に曲をつけた「レクイエム〜麦畑のひばり〜」をしみじみと歌い上げた。

 会場からは、演歌の女王をしのぶフォークの神様へ惜しみない拍手が送られた。

 

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