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カバコという女ブロガーと、マインドコントロールの恐怖

カバコのブログ

現在カバコという女ブロガーが、ネット上で話題になっている。カバコがブログ上、そしてリアルの世界で行ってきたことは犯罪ではないかもしれないが(犯罪に該当する可能性もある)、人間として許されない行為である。犯罪ではなく、対象とする人物が一般人である場合、強く非難すると読者の方からお叱りのメールやコメントをいただくことがあるが、今回はカバコ自身がブログで「自分がした事はどんな責めをを受けても当然だと思っています」と書いているため、今回はその行為を明らかにし、はっきりと非難する。

 

カバコが開設していたブログは以下のものである。

 

カバコの癌細胞爆裂的に全滅戦争!!!!!

http://ameblo.jp/kabako-kabako/

 

ブログタイトル下には「がん告知を受けて余命告知1年を受け、スキルス胃がんの最中に、二次転移が発覚したカバコの奮闘日記です!!!」という説明文が入っている。つまりスキルス胃がんの闘病日記である。しかし、4月10日のエントリーで以下のような謝罪文が書かれる。

 

先ずは私の胃癌は完治しております。今は健康です。
この事実が全てです。去年胃癌は完治しておりながら皆様には何も告げずに胃癌を装っていました。
病気を抱えている方や健康な方の気持ちに嘘を続けていました。緩和ケアを受ける状態でもありません。ご自身やご家族に末期癌を抱えている方、生命に非常識 なこの度の事はお詫びしてもお詫び出来ません。
この記事を書く前に自分がした事はどんな責めをを受けても当然だと思っています。沢山の言葉でお詫びをしなければいけないのですが、私が今書けるのはこの 言葉しかありません。
末期癌を抱えている方やその家族の方、blogでコメントをくれた皆様に、嘘をついて申し訳ありません。
この言葉しかありません。一時期自分も病気を患ったにも関わらず平然と続けて悲劇ストーリーを創り、皆様の気持ちを裏切った私は申し訳ありませんとしか書 けません。
これが私の本当の姿です。私を今回の記事を書くまでにも自分自身でこの記事を書こうと思ったのではありません。
こんな私に一から信じれば良いんだと言ってくれた人達、自分のした事の重大さに気がつけばと言ってくれた人達。病人を装った事実をわかっていますと言って いる自分にちゃんと心から自分のやった事を考えなさいと。
私は何も書けません。
皆様にお詫びする事しかできません。
本当に申し訳ありません。命に対して冒涜した私は最低です。
申し訳ありませんでした。今回blogの読者さん、カバコ会の皆様、カバコ会を立ち上げて御尽力を頂いた巣山さんには多大な御迷惑をおかけした事をお詫び 申し上げます。

http://ameblo.jp/kabako-kabako/entry-10505082577.html

 

胃がんはうそだったのである。カバコのブログが開設されたのは2008年10月。ブログ開設のきっかけは、余命1年を何もせずに過ごすよりも、何かをして過ごす方が意味があるということで開始されている。その後、1年半、多くの人たちがカバコに励ましのコメントを書き込み、メールを送ってきた。元タレントの坂本一生や格闘家の瓜田純士、高瀬大樹なども自身のブログで取り上げたり、カバコのブログにコメントしたりしていた。そして一部の有志が「カバコ会」を立ち上げ、支援をした。カバコ会メンバー以外も、千羽鶴を作って送るなど、カバコを親身になって応援し続けた。

 

しかし、そんな中でもカバコは時おり、コメントの返信で異常な冷酷さを見せる。

 

37 ■18;美咲さん
はじめまして 私は高校二年生の美咲です私の母もカバコさんと
同じ胃癌で余命半年とお医者様に言われました 私の家は母子家庭
なので医療費はかからないのですが カバコさんが使われたお薬を
私の母にも使わせてあげたいと思ったのですが 保険の効かないお
薬を使うと 全部が保険が使えなくなると言われましたもちろん母
子家庭の医療費補助もだめになると……カバコさんは医療費は保険
を使っていないのですか? あとお薬の品名を教えて欲しいです
プチメを送りたかったのですが 私は会員ではありません
会員にならないとプチメは送れないのですか?
今は母の携帯からこのコメントを書いています母が寝た後にしか
私は携帯を使えないのでこんな失礼なコメントの入れ方になってしまいました
ごめんなさい プチメからではありませんが教えてく下さい お願いします
 
返信
この様な状況でIDもなく交流もないかたに何をお答えできるのでしょうか?
まずは会員になって交流ももつべきじゃないですか?ひとつだけお答えできるのは保険適用外です。
カバコ 2009-06-27 02:26:40

 

はじめまして。
今日はお誕生日だそうで、おめでとうございます。
カバコさんのブログを妹から教えてもらいました。
妹はカバコさんと同じ病気で、余命1年と言われたのも、カバコさんとほぼ同じ時期でした。
妹は同じ病気のカバコさんのブログを読むと自分も元気になれる!といつも言ってましたが、
現在は緩和治療のみなので起きてる時間はほとんどない状態です。
もう今の病院では治療法がないので今月いっぱいで病院をでなくてはなりません。
妹にはもう時間がありません。
カバコさんの薬を教えてください。
お願いします。
妹にもカバコさんのように元気になってもらいたいのです。
本当にお願いします。
ココ姉 2009年09月07日 10:38

返信
ココ姉ってどなた?
あの、IDも表示せずに
どこでお答えするのですか?
お薬など治療法をお聞きになるなら
まずご自分の事を明かすべきじゃないでしょうか?
私のブログを読んでいるなら常識的な
ルールはお分かりのはずですよね?
せっかくの楽しい記事にこのコメは失礼じゃないですか?
カバコ 2009年09月07日 10:48

 

美咲さんとココ姉さんは、母親や妹がカバコと同じ病で苦しんでおり、薬の名前を教えてほしいとていねいにお願いしている。それもそのはずで、美咲さんは母子家庭の高校生で母親はカバコと同じ病気。ココ姉さんの妹はほとんど起きていることがない状態。なのにカバコはカバコ会のメンバーと飲み屋に繰り出しているのである。

 

その際の写真を見ると千羽鶴を手にしたカバコはとても顔色がよく、太っている(※4月20日、追記)。通常の感覚からして、顔色が良く、二重あごになるほど太っている末期がん患者はいない。ならば、美咲さんとココ姉さんはカバコが受けている治療の方法を知りたいと思うのは当然である。それをカバコはIDがどうしたとかいう理由で冷酷に拒絶し批判した。応援している人たちの気持ちのこもった千羽鶴をどんな気持ちで持っているのだろうか。また、カバコの病気がうそだと判明した後、カバコ会メンバーのブログのコメントにはこんな書き込みがされている。

 

私は北海道に住んでいてカバコさんにすぐ会いに行ける状況にはないため、手術の成功と回復を祈り小学4年生と2年生の娘も必死に覚え共に千羽鶴を折ってい る最中でした…
私の周りにも色々とあり一時中断してしまっていましたが、何日間前から再会したばかりだったのに。。。あと176羽☆
コレ はどう処分しましょう…
娘たちにはまだ必要なくなったと告げる事ができずにいます
うちもガン家系らしく、オジイチャンをはじめ何人かの 親戚をガンで亡くしました。今現在も同じガンでオジサンが入院中です。
オジイチャンの時は最期までそばでみていたので、カバコさんのblogを 読んでいて「末期癌なんて本当にツライはずなのに朝まで遊んでいられるモノなのかな?」とか、時々不思議に思う記事はありました。
でもそれはカバ コさんだから成せるミラクルなんだと、やっぱりカバコさんはスゴイ方だと心から慕い応援していました。
カバコさんからいただいたプチメに書かれて いた温かい言葉の一つ一つは決して嘘ではないと今でも信じています。
ただ…
純粋に「ママのお友達に早く元気になってほしいから(^^)」 とまだ不器用な手で小さな折り紙を苦労しながらも丁寧に折り続けてくれた娘たちの気持ちを踏みにじられた事には憤りを感じて仕方ありません。。。

 

また、応援の意味でカバコにペンダントを送った人もいる。千羽鶴を折るための折り紙とペンダントはお金で買わなければならない。これは詐欺に当たる可能性もあるのではないだろうか。そして、なによりカバコ会を作って支援してきた人たちこそ最大の被害者だろう。1年半も騙され続けてきたのだから、慰謝料請求の民事訴訟くらいは起こせるはずである。そもそもカバコは1年前に完治したと述べているが、がんは切除しても転移があることが多い。完治と言えるのはカバコの胃がんが治ってから数年後まで転移が見つからなかった状態のはずである。ということは、1年半前にブログを開始したカバコの胃がんはすでになかった状態であるか、がんにかかっていたこと自体すべてがうそだったということになる。とんでもないペテン師なのである。

 

ブログのアクセスとアフィリエイト収益

 

しかし、ここからが不思議なのだ。カバコ会のメンバーのブログを見ると、全員一様にカバコに反省をうながし、自分たちがたくさんの人を巻き込んでしまったことを謝っているのだが、一部のメンバーを除き、ほとんどが「それでも末期がんの患者がひとり減ったのだから良かった」と言っているのである。被害者は加害者を批判し訴えるのが当然なのに、なぜかその流れが生まれていないのである。私はこの状況を見て、ひとつの事件を思い出した。それは豊田商事事件である。豊田商事事件とは1980年代に起きた詐欺事件である。豊田商事はお年寄りに金の地金を現金で買うと儲かると持ちかけた。しかし、実際には金を買わず、金を買ったという偽物の証券を渡すペーパー商法という詐欺だった。豊田商事の社員は目をつけたお年寄りの家に毎日やって来て、時には泊まりがけで炊事洗濯をし、ひたすら献身的にお世話をして契約を取りつけた。しかし、その後この事件はマスコミに大きく取り上げられ、豊田商事は批判されていく。そんな中、豊田商事の永野一男会長のマンションの前に詰めかけていたマスコミの前に日本刀を持ったふたりの男が現れ、窓ガラスを割り永野会長宅に侵入し刺殺した。その間マスコミはカメラを回し続け、世間に衝撃を与えた。

 

私がこの事件をカバコの仮病ブログから思い出したのは、被害者の対応からである。豊田商事事件の破産管財人にあたった中坊公平の「私の事件簿」という本には、豊田商事事件の被害者の一部が、「被害にはあったけれど、訴えないでいいよ」と言ったことが書かれている。また、オウム真理教の麻原彰晃がたくさんの人を殺したテロリストであることがわかっているにもかかわらず、いまだに麻原の教えを信じている信者もいる。カバコ会のメンバーの言っていることは詐欺や宗教に騙された人たちの言うことと似ているのである。カバコの取った行動に良いことなんかひとつもない。なのに「良かった」と言う。そう思い込まないと騙され続けた自分のプライドが保てないのか、今でもどこかでカバコを信じているのかはわからないが、カバコのマインドコントロールから解けていないように見える。そこが非常に怖い。

 

カバコのしたことはブログを閉鎖しただけでは許されないし、終わらないのである。

 

※4月20日 記事訂正

カバコ氏本人より写真削除の依頼がありましたので、写真は削除いたしました。写真を表す文章を追記しました。 (POP UP編集部)

 

近添真琴

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コメント (4)
  1. コメント by たけのこ 2010 年 4 月 14 日 9:45 PM

    確かに最低の女だわな。人の善意を利用するという最低の行為を平気でするクズと思う。
    でも、カバコ会メンバーの「末期がんの患者がひとり減ったのだから良かった」という考えも否定するのはどうかな。

    俺は身内ががんで死んだことがあるから何となく気持ちは分かるよ。あれは誰にも経験してほしくない。そういう意味では良かったねとは思う部分がある。カバコ会のメンバーはどうか知らないけど。

    一概に洗脳とも言い切れない部分もあるんじゃないか?

  2. コメント by のこのこ 2010 年 4 月 16 日 5:18 PM

    >1
    の意見に私も同意します。
    このような小さなメディアをお持ちの立場・考え方としての正義感のようなもので断じられるのは確かに自由なのですが、物事は善悪だけで論じるように単純な方向に持っていくのは、賛同しかねますよ。

  3. コメント by 癌撲滅 2010 年 4 月 16 日 9:02 PM

    >「それでも末期がんの患者がひとり減ったのだから良かった」
    この文章だけ見ると多くの人に迷惑をかけた者に対して「何を言ってるんだか」と怒りの感情が湧くのはわかるのですが、そう発言した人達の奥に隠れてる真意を確認してこの記事を書かれたのでしょうか?

    真意を確認した結果、

    >カバコ会のメンバーの言っていることは詐欺や宗教に騙された人たちの言うことと似ているのである。カバコの取った行動に良いことなんかひとつもない。なのに「良かった」と言う。そう思い込まないと騙され続けた自分のプライドが保てないのか、今でもどこかでカバコを信じているのかはわからないが、カバコのマインドコントロールから解けていないように見える。そこが非常に怖い。

    と思い書かれたなら納得ですが、

    ただ単に言葉の表面上の意味だけを勝手に解釈して書かれたのであるならば後半の文章は余計じゃないかと思います。

    今現在、身内に癌患者がいる立場として>1の方と同じ事を感じたので書かせて頂きました。

  4. コメント by 生還組 2010 年 4 月 27 日 9:14 PM

    >スキルス胃癌の二次転移
    >去年胃癌は完治して~
    >次の手術で完治の予定
    >(数ヶ月後の)手術に必要な血液が足りない

    パッと見でもデタラメがチラホラ・・。

    「末期癌の患者が一人減った」
    確かにこれだけ取り上げれば良い事でしょう。否定する必要もありません。
    しかしながらカバコ会の皆さんは癌患者を支援するにはあまりにも無知過ぎましたね。攻撃的な擁護コメントを付けたり支援したりするのに全く勉強しなかったのでしょうか?カバコさんが如何に口が上手くとも、「手術すれば癌が完治する」などとふれ回る人を安易に信用してしまった点など、色々と不思議でなりません。

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トラックバック by マルなこと 2010 年 4 月 16 日2:52 PM

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