広島高速2号と、3号(宇品ランプ-吉島ランプ間)が26日、開通した。2号東雲ランプ付近であった開通式には、湯崎英彦知事や秋葉忠利・広島市長ら関係者約270人が出席し、広島都市圏のアクセス向上を祝った。
広島高速道路公社の高山茂理事長は「今回の開通で、1、2、3号と山陽道、広島呉道路が接続し、高速道路ネットワークが形成される。地域経済の活性化や一般道の混雑緩和、環境負荷の軽減などが期待される」とあいさつした。
2号は温品ジャンクション(JCT)-仁保JCT間の約5・9キロ。開通により、広島港-山陽道広島東インターチェンジ(IC)間が約21分、呉市-同IC間が約25分短縮される。3号の新規開通区間は約2・2キロ。吉島ランプから山陽道、海田大橋、広島呉道路へのアクセスが便利になる。
同公社の整備計画では、3号吉島ランプ-観音ランプ(仮称)間(約2・9キロ)が13年度、5号(温品JCT-広島駅北口ランプ=仮称、約4キロ)が12年度に、それぞれ完成予定。【星大樹】
毎日新聞 2010年4月27日 地方版