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美浜で自衛隊車両パレード

2010年4月27日

写真:役場前の県道をパレードする陸上自衛隊の装備車両

0428③.jpg 美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地で25日、 創立48周年記念行事があり、 式典後には初めて市街地での装備車両パレードが行われた。 さわやかな青空の下、 役場前の県道には大勢の家族連れらが見物に訪れ、 音楽隊の行進曲にのって巨大な水際地雷敷設車や軽装甲機動車が迫力の行進。 子どもたちは 「かっこいい」 と笑顔で手を振り、 記念行事は国防の威信を示すパレードで例年にない盛り上がりをみせた。

 駐屯地内で行われた式典には地元の入江勉町長、 日高町の中善夫町長、 中村裕一県議ら大勢の来賓が招かれ、 第三〇四水際障害中隊長兼和歌山駐屯地司令の木許光範二等陸佐は 「わが国をとりまく安全保障環境は北朝鮮の核の脅威など、 決して正常とはいえない状況にあり、 東南海・南海地震の懸念も増大するなか、 自衛隊はあらゆる事態に即応、 確実に任務を遂行できるよう努力をしている。 私たち和歌山駐屯地も能力向上に励んでいるが、 任務完遂への原動力となるのは地元の皆さんのご支援が不可欠。 今後ともご理解とご協力をお願いします」 と式辞。 入江町長は 「時代がめまぐるしく変わり、 地方自治体も危機対応が求められ、 日本の上空をミサイルが飛び交う事態も想定しなければならない。 自衛隊には大規模災害や緊急時に寄せる期待が大きく、 この和歌山は身近な駐屯地として町民はもちろん、 県民にとっても非常にたのもしく、 誇らしい存在。 今後ますますの研さんと活躍を期待します」 と祝辞を述べた。
 
 初の市街地車両パレードは松洋中学校前の信号交差点から西へ約800㍍の区間で行われ、 水際地雷敷設車や軽装甲機動車、 工作車、 バイクなど計16台が行進。 県道わきの歩道には子どもからお年寄りまで大勢の人が訪れ、 伊丹駐屯地第3音楽隊によるマーチに合わせて走る車両を拍手で迎える人も多かった。

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