普天間基地移設問題 沖縄県民大会に約9万人集まったことに鳩山首相「民意の1つの表れ」
鳩山首相は26日朝、沖縄でアメリカ軍普天間基地の県内移設に反対する県民大会に、およそ9万人が集まったことについて、「民意の1つの表れ」だと述べ、沖縄の負担軽減に向け、引き続き取り組む考えを示した。
鳩山首相は「民意の1つの表れだと、そのように理解をしています。沖縄の皆さんのさらなる負担軽減、そして普天間の危険の除去、これをなんとしても実現したいと」と述べた。
政府は、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する日米合意案に近い修正案をアメリカ側に打診しており、環境への影響に配慮して、浅瀬にくいを打ち建設する「桟橋方式」や、2本の滑走路を1本に縮小する案などを検討している。
これに関連し、平野官房長官は、鳩山首相が現行案について、「自然への冒涜(ぼうとく)だ」と否定的な考えを示したことについて、「環境によくないので、埋め立てはよくないと申したのではないか。現行案より負担を軽減する方法を考えないといけない」と語った。
(04/26 11:47)