「自民の役割終わった」舛添氏が古巣批判

　新党改革を旗揚げした舛添要一参院議員が２６日、都内で講演し、「自民党の歴史的役割は終わった。ビジネスモデルは新しくしないとだめだ」と、古巣を強く批判した。党内で「自民党が参院選で負ければ、あなたの出番」と声をかけられたことを紹介し「負けたら自民党は消滅する。その危機感がない」と指摘。「歴史的な役割を終えた政党の総裁になる気はなかった」と、新党に動いた経緯を説明した。「別に世論調査だけで動いているわけではない」と、自身の人気に頼った新党ではないと強調。「大きな道に入る時は、狭い道から入る」「まず参院選で第１歩をつくり、必ず政界再編をしたい」と、目標を掲げた。

　鳩山内閣に対しても「なってはならない人がトップにいて、安全保障をつかさどっている」と指摘。「権力は接着剤といわれるが、民主党はずっと引っかかっている可能性がある。参院選で過半数をとらせてはならない」と意気込んだ。

　［2010年4月27日8時17分　紙面から］