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長谷川、V11へ調整順調!夫人から強烈エールも

11度目の防衛戦に向け、練習を公開したWBCバンタム級王者の長谷川穂積

◆ 都内で公開スパー ◆

 11度目の防衛戦に挑む王者・長谷川穂積が26日、東京都新宿区内の帝拳ジムで2回のスパーリングを公開し、順調な仕上がりをアピールした。前日25日は試合前最後の家族団らん。泰子夫人(30)から受け取った手紙に、強烈なエールが添えられていたことを明かした。

◆ 試合前最後の家族団らんでリラックス ◆

 V7戦直前の08年10月以来となる東京での公開練習で、長谷川が圧巻のパフォーマンスを披露した。タイトル奪取時からゲン担ぎで続けている、山下会長との2回のスパーリング。あくまで軽めの調整だったが、それでも1秒間に10発ともいわれる高速パンチを繰り出した。これにはカメラマンも慌ててシャッター速度を上げるほどで、普段は長谷川を取材しない在京の報道陣から感嘆の声が上がった。

 前日25日、試合前最後の家族団らんでババ抜きをした。「5回連続でババを引いたんです。勘がさえまくってますよ」。不吉に思えることでもプラス思考で笑えるのは、調子がいいからこそだ。

 妻・泰子さん(30)からはパンチの効いたエールをもらった。神戸の自宅を出るときに渡された手紙には、こう書かれていた。「今回の相手は何階級制覇してるか知らんけど、私はパッキャオとメイウェザーしか知ら〜ん」。これまで3階級を制覇し、過去最強の挑戦者といわれるWBO王者モンティエルだが、泰子さんにかかれば“平凡なボクサー”か!?

 いや、違う。長谷川には妻の真意が伝わっている。「嫁さんの言うてる意味は分かるんですよ。2人に比べてどうなん?て言いたいと思うんです」。強敵を迎え緊張する夫を少しでも楽にさせようという、ウイットに富んだ気遣いだ。


ダブル世界戦
(4月30日・日本武道館)
◆ WBC世界バンタム級タイトルマッチ ◆
王者
長谷川 穂積
(29・真正)
<12回戦> WBO王者
フェルナンド・モンティエル
(30・メキシコ)
28勝12KO2敗 40勝30KO2敗2分

◆ WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ◆
王者
西岡 利晃
(33・帝拳)
<12回戦> 同級11位
バルウェグ・バンゴヤン
(23・フィリピン)
32勝22KO4敗3分 15勝7KO

[ 2010年4月27日付 ]

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