ここから本文です
[PR] 2010家電エコポイント制度 〜申請はお早めに!〜 政府広報

宍戸錠沈痛、妻でエッセイストの游子さん死す

4月27日7時52分配信 サンケイスポーツ

宍戸錠沈痛、妻でエッセイストの游子さん死す
拡大写真
亡くなったエッセイストの宍戸游子さん(写真:サンケイスポーツ)
 俳優、宍戸錠さん(76)の夫人で元女優のエッセイスト、宍戸游子(ゆうこ)さん=本名・宍戸昌子(ししど・まさこ)=が今月16日に死去していたことが26日、分かった。77歳だった。通夜、葬儀は近親者のみで行われた。游子さんは一昨年にがんのため胃の全摘出手術を受け、その後も闘病生活を送っていたが、一方で映画製作の夢を最後まで持ち続けたという。

 夫を支え続けた多才な妻が、静かに天国へと旅立った。

 宍戸夫妻を知る関係者によると、游子さんは、一昨年がんで胃の全摘出手術を受け、その後も闘病を生活を送り、入退院を繰り返していた。昨年、肺に転移が見つかったほか、複数の転移が認められ、今年1月に都内の病院に再入院。容態は安定していたものの、3月に入り悪化したという。

 最期は長男で俳優、宍戸開(かい)さん(43)と開さんのマネジャーを務める次男の表(ひょう)さんが看取り、夫の錠さんは仕事の都合で会えなかったという。通夜は22日、葬儀は23日に近親者のみでしめやかに営まれた。

 関係者によると、游子さんは生前「やり残した仕事がある。映画をつくりたい夢がある」と口にし、最後まで映画製作の夢を持っていたという。

 それは、游子さんがプロデューサー、長男の開さんが主役、夫の錠さんが主要な役どころで出演するという“宍戸家映画”だったが、その夢は叶わなかった。

 游子さんは1933年3月、旧満州大連生まれ。学習院女子教養学園に学び、56年に日活入りした。1年半後に日活を退社した後、モデルも経験するが、日活で女優活動をするなか、錠さんと知り合い、62年に結婚した。

 結婚後は主婦業に専念するが、多忙な夫との生活の中で精神的自立を試み、40代から文章を書き始め、その後、エッセイストや作家として活躍。主な著書に「なんとおっしゃるうさぎさん」「がんだってルネッサンス」などがある。今年1月に出版した「終わりよければすべてよし」が著書として最後の作品とみられる。

 1985年8月から11月にかけ、産経新聞で「鏡の向うのシンデレラ」のタイトルで連載もするなど、多彩な活動をしていた。

【関連記事】
上原美優の母死去、兄弟10人初めて揃う
安めぐみ悲痛、母死去 初舞台前の訃報…
大石まどか父死去、新曲キャンペーン直前
ばばこういちさん、心不全のため死去
「眠狂四郎」の脚本家・星川清司さんが死去

最終更新:4月27日8時49分

サンケイスポーツ

 

この話題に関するブログ 1件

関連トピックス

主なニュースサイトで 宍戸錠 の記事を読む

PR

PR
ブログパーツ

エンターテインメントトピックス

注目の情報


主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。

PR

注目の商品・サービス