●更新日 04/27●


個人情報や不祥事の記録が大量流出!日本大学の対応は


日本大学の職員が流出騒動を引き起こしたようだとのことで、注目を集めている。

流出のきっかけは、ファイル共有ソフトの使用によるウイルスの感染と見られている。流出内容とされているものは、大学関係者の大量な個人情報、教員らの過去の不祥事や各種のトラブルとそれへの対処の記録など、多岐にわたる。論文の盗用、経歴の詐称、大麻取締法違反、資金の不正使用等、流出した文書の内容をリストアップした書き込みもネット上に続出している。

こうした大学関連の資料の他、不倫の記録とされる画像やメールも出回っている。その中には、裸の女性を撮影したものや、臨席する女性を盗撮したと思われる画像なども含まれる。さらには、当該の職員やその家族のHPや個人情報も特定され、当人らに連絡を取ろうと試みる人々も現れた。

流出内容を取得した人物がネット上にアップロードした画像の一部

流出内容を取得した人物がネット上にアップロードした画像の一部

流出内容を取得した人物がネット上にアップロードした画像の一部

この件について、2010年4月26日に日本大学の広報部に取材を申し込み、話を聞いた。担当者によると、同日の朝に情報を得て、本件について知ったという。事実確認を進めている段階なので、現状では詳しくは回答できないそうだ。流出元や経緯に関しても、特定できていないとのこと。流出内容は、大学の執行部と総務部が確認をとっているので、広報部の担当者はそれらを直接は見られない状態にあるという。

したがって、流出内容については、間接的に話を聞いているのみらしい。これまでに、新聞やテレビをはじめ、各種のメディアから問い合わせが相次いでいる模様。世間を騒がせているということもあり、大学として早急に対応したいと考えているそうだ。しかし、事実確認の進捗状況次第であり、時期は確定できないという。

内部情報に関する流出内容は多岐にわたっているが、それらを特定の部署の一職員が所有していたとしたら、情報管理の在り方として問題はないのか。この点を尋ねたところ、流出内容として聞いているものは、原則として内部でも一般に出回るものではなく、これまでに実物を見たことさえないという。そのため、当該の職員がそれらの情報を所持していたことの妥当性の有無についても、判断しかねるそうだ。

大学の建物から出てきた職員らにも、周辺で話を聞いてみた。本件については初耳だったという回答が最も多く、学内でも職員らに公式には伝えられていないようだ。だが、26日の朝にネットで見て驚いたと答えた人物もいた。大学が公表する前に、学内で広範囲に知れ渡るのも、時間の問題だろう。

日本大学



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